Animelo Summer Live 2021 -COLORS-が閉幕してから一か月以上が過ぎた今日、いかがお過ごしでしょうか。
現在全国的にも感染者数は減少の一途を辿り逆にワクチン接種者数は増加、既に国民の二人に一人は二回目のワクチン接種を終えている事になります。自分も遅ればせながらようやくワクチン接種予約を完了させ、11月には二度目の接種が出来る予定です。これでようやくイベント生活を再開出来ますし、緊急事態宣言も終わって社会全体が元通りになる方向に進めます。未来は明るいぞ!でもリバウンドだけは簡便な!
さて、アニサマ2021は開催直前の陽性者発表によりいくつかのアーティストの出演が叶わなくなるといった事態にはなりましたが、イベントそのものは無事3日間開催されました。そして2週間が経過した後も出演者・スタッフ・関係者・観客から陽性者が出たという発表はありません。アニサマは無事終えられたと言っても間違いでは無いでしょう。
1:アニサマ2021の感染対策はどうだったのか
では実際の感染対策はどうだったのでしょうか。自分は実際現地に行ったわけではないので現地に行った方々からの情報で判断するしかありませんが、少なくとも対策そのものはしっかりとしていたようです。実際に現地に行かれたはちさんのブログを読んでいただければよく分かると思われますので自分は詳しくは書きませんが、会場の席の配置についてだけ見ていきたいと思います。
twitterに会場内や席配置案内の写真が多数上がっていたため知っている人も多いと思いますが、今回のアニサマは例年なら28000人入るSSAスタジアムモードに5000人のみが入場する事となりました。席の配置はアリーナ及びスタンドの200レベルの内前方から中ほどのみを使用し例年ならばA~FブロックまであるアリーナはDブロックまでとなりました。また後方ステージはCブロックの後方に配置されています。当然ながらガイドラインに従い席は一つ間隔をあけています。
こういった席配置について一部ではもっと会場が広く使えるのだから間隔はもっと空けるべきだ、対策になっていないという批判がありました。確かにもっと間隔を空ければ感染対策にはなりますが、消毒の手間や観客を見張る警備員の数等を増やさなければならないデメリットもありますし後方になる観客はさらに見にくくなりさらに不公平になってしまうという問題点もあります。
そもそも3万人近く入る規模の会場で5000人入れた場合に1席間を空けても感染対策にならないならば、1万人入る会場でガイドラインに従って1席空けて5000人入れた場合でも感染対策にならないはずです。アニサマでの席の間隔で対策にならないならばそれ以上間隔をあけることが物理的に不可能である会場ではイベント開催そのものが出来ないはずです。もちろん余裕があるなら間隔を空けるに越したことはありませんが、ガイドライン仁従っている以上非難される筋合いはありません。
他には別の方がこういった対策を纏められていたり、また現地に行った方はこういった対策をされていたとツイートしています。
初日の出演者である西川貴教は自身のYoutubeの番組で「本当にバックヤードまできっちりされていましたし、1本1本マイクは包装されているし、もうかなり厳密に」「だったらもう出演者も裏で重ならないぐらいに、3万人入る所に5千人、採算なんて絶対合わない」「全部イベントを運営されている方や主催が丸々赤を被ってでもこのエンターテイメントに関してこう言った形でガイドラインを守ったらこう言った事が出来るんだよってエビデンスを出して行こうって頑張ってらっしゃいます」と対策について語っており、運営が感染対策をしっかりやっていた事がわかります。
他にも出演者どうしの接触は出来るだけ避けており、全出演者が揃ったのはテーマソングの時が最初で最後だった、飲食物は例年のケータリングではなく個別の弁当や飲み物だった等の対策が行われていたことを様々な媒体で出演者が話しています。
どことは言えませんが感染対策をしていなかったとまでは言わなかったが不十分であったフェスやそもそもする気が無く関係自治体大激怒案件となった裏のフェスがある中で、アニサマはしっかりと最善を尽くしたと言えるでしょう。
・・・本当クレベリンのせいで大損しているよなぁ!まあこれは自業自得なんだが!来年はもうやるんじゃねぇぞ!!!
2:アニサマ本編の内容はどうだったのか
次にアニサマ2021本編を振り返ってみましょう。と言っても自分は現地に行っていないので実際に行った人達や公式のレポートやセットリスト、ニコ生の実況企画に頼る事にします。
まずは重要なパートの答え合わせです。前回の記事に載せたものと同じような表を実際のセトリに合わせてみました。的中したアーティストは太字にしてあります。
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DAY1(前半23+後半20=43曲) |
DAY2(前半18+後半26=44曲) |
DAY3(前半17+後半27=44曲) |
OPコラボ |
なし |
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トップバッター |
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前半トリ前 |
Argonavis |
fhána |
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前半トリ |
765プロオールスターズ |
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後半トップ |
Assault Lily [一柳隊] |
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トリ3つ前 |
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トリ前々 |
ReoNa |
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トリ前 |
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トリ |
TRUE |
自分の予想と比べると的中した所あり、順番が前後したところあり、全く予想していなかった所あり・・・といった感じでした。トリ前と前半トリが逆だったり順番が前後したりといった所はありましたがおおざっぱな感じはだいたい当てられたと思います。
今年の順番の特徴としては、要所における声優系アーティスト(ユニットを含む)の少なさです。まずトリが3日とも声優系アーティストではなくアニソンシンガーです。これは2005年のアニサマ初回以来初めての事です。さらにトリ前も一般アーティストの西川とアニソンシンガーであるオーイシとこのみ、トリ前々まで遡ってようやくTrysailが出ます。トリの3つ前まで遡ると大橋彩香と内田真礼が出てきてそれなりの数になりますが、それでも1日に1組、トリの3つ前まで遡ってようやく声優系アーティストがいるという事になります。前半トリも声優系アーティストは初日の765ASだけです。
今年は一般アーティストのビッグネームが比較的多く、大人気声優アーティストや作品ユニットのビッグネームが少なかったという事もありますが、それを差し引いてもアニサマはまだまだアニソンシンガーを大切にしていると言っても嘘はないでしょう。ちなみに3日間のトリがキングレコード、ランティス、ソニーの主要3レーベルで占められるのは2015年以来のこととなります。
さて、このセトリ内では21時までに終演しないといけないというガイドラインを守るため様々な努力が取られていました。例によって自分は現地では(ry)なので情報は人頼みなのですが、ニコ生で見ただけでもわかったのは
・例年は開始時刻になっても数分間経過しないと始まらないが、今年は完全に時間厳守で始まる
・一部楽曲はフルではなくショートverで披露*3
・例年はトリの出番終了後、少し時間を空けて公式Tシャツに着替えた出演アーティスト1組1組が最後の挨拶をしてテーマソングに入る、歌唱後は花道を練り歩いた後で最後の挨拶をし退場→今年はトリの最後の曲のラスサビ辺りで出演アーティストが登場しそのままテーマソングに入る、花道練り歩きはカットし挨拶で退場。2日目のみangelaの最後の曲である「乙女のルートはひとつじゃない!」を次々と登場するアーティストとコラボという形式。
等が確認できます。またアーティストごとのMC時間もかなり短かったり、ユニットものの出演者は個人の挨拶は省略されていたなどの工夫がされていました。これらの甲斐もあり初日は20時15分ごろ、3日目は20時30分ごろに終演となりました。2日目だけ21時まで残り5分ほどというギリギリの時間でしたが、これはイヤモニのトラブル等があったことにより時間が押したとの情報が入っています。
今年のアニサマは斎藤Pが「過去で一番楽曲数が多いセットリストになっている」、と言っていたのですが上記の通りそれぞれ43/44/44曲、合計で131曲となりました。これまでの最多曲数が昨年の140曲でしたので、本来はそれ以上の曲数、最低でも141曲の予定だった事になります。
前回の記事で既に出演中止が発表されていた初日のWANDS、3日目の高槻かなことOLDCODEXに加え、2日目のアイドルマスターシャイニーカラーズが初日の開演直前に出演中止が発表されたため、計4組分の曲数が減ったことになります。ただし事実上の代打出演となったfhánaが3曲歌ったためその分も計算に入れると最低でも予定されていた141曲-実際の歌唱文131曲+fhánaの3曲=13曲を4組で分け合う事となります。おそらくWANDS3曲、シャニマス3曲、高槻2曲+誰かとのコラボで1曲、オルドコ4曲ぐらいになるのではないでしょうか。
またアニサマのセトリはどの日も前半が20曲、公判が24曲程度に分かれていますが、今年は初日が前半の方が後半より曲数が多く、2日目と3日目は前半の方が後半よりそれぞれ8曲と10曲少ないというアンバランスな構成になっています。これはおそらくアーティストの急な出演中止により大幅なセットリストの変更が不可能となり、この分が丸々消えた(3日目はfhánaがそこに入った)ためと思われます。
つまり本来の曲数は
DAY1:前半23+後半23(20+WANDSの分3曲)=46曲
DAY2:前半21(18+シャニマスの分3曲)+後半26=47曲)
DAY3(前半21(17+高槻・オルドコの分7曲-fhána分3曲)+後半27=48曲
3日間合計:46曲+47曲+48曲=141曲といった所では無いでしょうか。
さてそんな今年のアニサマセトリでの感想を箇条書きにしてみました。あくまで個人の感想であり気に障ったらごめんね。
~初日編~
・今年のトップバッターはコラボ無しで高橋洋子。仕切り直しと言う事でコラボではなく知名度の高い作品で真正面からの勝負と言う事か。
・正直FLOW本人を呼べないなら「COLORS」を歌うべきじゃないと思う。どこのANIMAX MUSIXだよ
・というか「Present moment」でよかったのでは
・アニソンフェスでも全力出してくれる一般アーティストは推せるforスキマスイッチ
・生バンドのマスピ聴きたかった・・・
・初出演で3曲は優遇だが今まで出れなかったことを考えれば妥当
・ワニさん・・・一体何田君なんだ・・・
・だからタカノリはトリじゃないって言っていたじゃないですかー
・新曲中心ながらも安定のエイル、すっかりアニサマの中心アーティストに返り咲いた
・テーマソングでノリノリな岡崎体育推せる
・あーアニサマ行きたかったなー(初日目)
~二日目編~
・このOPコラボ絶対きーやんの希望だろ
・もうLiSAはアニサマに来てくれないだろうという事なんですかね・・・
・カバー大好きなんですけど出来れば持ち歌の方を優先してほしいというエゴ
・「キミの隣」が無かった時点で「ラブ・ドラマティック」も来ないと予想すべきだったか
・運営の推しはあるけど亜咲花の前半トリは納得
・真・東山無双猛将伝
・アニサマナイトでやったネタの天丼はどうかと思う
・「あなただけ見つめてる」のコラボ、流石にロデオは一度断ったと思いたい
・「adrenaline!!!」のマンネリはなんとかせーい
・正直トリ前とは思わなかったすまんおにいさん
・一度は出演辞めたようなもんだからトリは無いと思ってすまんなangela
・しかし全ジャンル網羅して流石のトリだったangela、今年はやらなければならないトリだった
・オーイシお兄さんにもらい泣きする俺ちょろい
・あーアニサマ行きたかったなー(二日目)
~三日目~
・コラボ相手も曲もいいんだが正直本人がやった曲をコラボでカバーすると言うのは(ry)
・移動手段はバイク(自転車)です
・今年のカバー案件ソニーが多いな!
・よくスケジュール押さえられたなスーパーちょろゴンず!一人前日ウマだったぞ!
・今年のRASの扱いには何の文句も無いが「R·I·O·T」はフルでやってほしかった
・というか去年やれ
・個人的にアニサマでの初披露は(ry)
・ある意味アニサマから生まれたコラボ、というかソニー本当に多いな!
・ここ1年の伸びを考えれば納得のReoNaの扱い
・このみがトリ出来ないのはアニサマ運営の身内みたいなレーベルだからかと思い始める
・ドリソリだとどっかで見た締めなのでサウスケにした判断に100万点
・あーアニサマ行きたかったなー(三日目)
今年のアニサマの歌唱アーティスト欄は「feat.」「with」の文字が目立ちます。対等なコラボと言うよりはアニサマバンドとは別にサポートミュージシャンが参加したり、アーティストがコーラスを担当する形です。それを除くとコラボは(原曲自体がコラボである「天秤-Libra-」を含め)初日は4曲*4、2日目は5曲*5、3日目は3曲*6が該当します(実際に見ていないので確認したらコラボ扱いでいいだろう、という曲は増えるかもですが)。
なお今年のアニサマのタイアップ率はテーマソングを除いてカウントして場合、初日が39/42、2日目が41/43、3日目が43/43*7、と全日9割越え、最終日については100%を達成しています。ちなみに2019年は初日が42/47、2日目が45/46、40/43*8でした。
また曲中のアニメ映像が例年に比べ多く使用されていた事も特筆すべき事でしょう。最初のエヴァンゲリオンから始まり、ポケモンやスラムダンク、ガンダムF91といった知名度の高いアニメからアイマスやヴァイオレット・エヴァーガーデン、邪神ちゃんやひぐらし、グリッドマンやはめふら、リゼロ等多数のアニメ作品の映像が使用され、放送前の秋アニメである「海賊王女」の映像まで使用されていました。西川貴教のように本人のこだわりで全曲アニメ映像を使用したアーティストもいます。
当然ながら1作品毎に版権料がかかりますし、会場で流す分、配信や放送で流す分、映像ソフトに収録する分でそれぞれかかります。2017年の奥華子の「ガーネット」は会場では「時をかける少女」の映像が流されましたが映像化された時には絶妙なカメラワークで映らないようになっていました。今年のアニサマ配信が不可能なのもアーティストごとの権利だけでなく、こういったアニメ映像の権利関係によるものでしょう。これらの映像をそのまま配信するならばかなりの予算がかかりますし、金を積んでも許可が下りないものだってあるかと思われます。振り返ってみれば配信が出来なかったのも仕方のない事だったのでしょう。だったら公式HPやtwitterとかで事前にちゃんと説明しておけや
3:今年の出演者はどうだったのか、来年はどうなるのか
最後に今年のアニサマの出演アーティストのレーベル分析をした上で、どこよりも早い来年のアニサマ予想をしていきたいと思います。
レーベルごとに今年の出演アーティスト、2021年に出演予定だったアーティスト、2020年に出演予定だったアーティストを纏めてみました。2021年5月の最終発表までに出演予定とされていたが、最終的には出演できなかったアーティストは斜線で記しています。また前回と同じく複数レーベルに所属している、もしくは過去所属しており現在も過去の所属レーベル時代の楽曲を多く歌うアーティストは0.5組で換算しています。
レーベル |
出演者数/2021年5月までの出演予定者を含む数 |
出演アーティスト一覧 |
ソニー(合計) |
10.5/10.5 |
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6/6 |
スピラ・スピカ halca |
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ソニー(その他) |
4.5/4.5 |
雨宮 天 |
7/9 |
アイドルマスター シャイニーカラーズ TRUE fhána*10 |
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3/3 |
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7/7 |
Happy Around! Peaky P-key Photon Maiden Argonavis GYROAXIA Assault Lily [一柳隊]*12 RAISE A SUILEN |
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6/6 |
DIALOGUE+ |
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フライングドッグ |
2/2 |
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3/3 |
||
エイベックス |
1/1 |
|
ワーナー |
3/3 |
岸田教団&THE明星ロケッツ |
MAGES. |
1/1 |
|
1.5/1.5 |
||
0.5/0.5 |
||
1/2 |
||
1 |
また2020年出演予定だったアーティストは以下の面々がいます。
2020出演予定だったアーティスト |
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AiRBLUE |
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えりぴよ&舞菜 from 推し武道 |
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レーベル別の出演者数は3月の発表会と大きくは変わらず、トップのソニーに続き3番手に常連のランティス、3番手に新興のブシロが続き、4番手のポニーキャニオンの他は1~3組です。違いは2020年では出演予定だったが3月の時点は出演を取りやめていたキングレコードがアニソンシンガー系列の内部レーベルである「SONIC BLADE」所属アーティストのみ再度出演が決定し、同じく出演を取りやめていたスタァライト九九組も出演が再度決定したためブシロとポニーキャニオンからの出演者数がわずかながら伸びました。
一方バンナム(ランティス)は当初9組の出演予定でしたが様々な事情で3組が出演取りやめとなり1組が代打出演となったため最終的には7組に減りました。またアニサマ初回から毎年出演者を出してきたNBCユニバーサルは最後まで出演予定者が無く、連続出演記録は15回で途切れる事となりました。
さて、今年の出演者から自分はアニサマ2022の出演者をこう予想します。
1:2020~2021に出演できなかったアーティストのリベンジ出演
レーベルの都合上、また例のアレのせいで2020から2021にかけて、アニサマ出演が実現しなかったアーティストは多数いました。アニサマ運営は変な所で義理堅い所があったり、寛大な運営である事のアピールとかドラマ性とか出したい所があるので出演できるならばこういったアーティストが2022年に出演する可能性は高いと思われます。
人気のあるシャニマスや2022年にアニメの放送が予定されているAiRBLUE(CUE!)、声優アーティストのフェス出演が再開され始めているキングレコード(後述)の内田雄馬辺りは当確と言っていいでしょう。復帰次第ですが高槻かなこの出演可能性も高そうです。WANDSも知名度を考えると話題のアーティストになるので呼びたい所でしょう。
一方で歌手活動を引退した茅原実里、アニメ展開がほぼ終了している推し武道、そして色んな意味でOLDCODEXは難しそうです。
2:ランティス(バンナム)系列アーティストの出演者数が再度トップに
今年のアニサマはランティスにとってある意味逆境のイベントでした。3日目のトリクラスであった茅原実里とOLDCODEXが相次いで出演を取りやめる事態となり、2日目のシャニマスが例のアレで、高槻が体調不良、さらにSHOW BY ROCK!!から出演予定であった小松昌平がアイドルマスターSideMのライブリハでの事実上のクラスターで感染・・・と、ランティス側には責任が無いもの、責めるのが酷なものもありますがランティス側がアニサマに負い目を追ってしまっているのは確かです。
この事情を考えるとランティス側がアニサマ側に配慮して、自社所属の人気アーティストを多数出演させる可能性は高いと思われます。今年も出演したGRANRODEOや栗林みな実、TRUEといった常連アーティストは勿論、ZAQのような今年は出なかった常連アーティストやJAM Projectのような看板アーティストの復帰の可能性も高いです。
また今のバンナムの看板であるアイドルコンテンツ、特にアイマスとラブライブからの出演可能性も高そうです。今年取りやめとなったシャニマスは前出の理由で当確と言っていいでしょうし、アニメ化が決定しているミリオンライブもそろそろ再出演がありそうです。ラブライブからは2021年にアニメがヒットし2期も決定している虹ヶ咲、そして今年デビューを果たしたLiella!も目玉となりそうです。
ただ今年事実上の代打出演となったfhánaは今年こそ1年休みそうです()
3:ソニーは21年から多少減らすも2番手
今年アニソンアーティストに加え一般アーティストからも多くの人気歌手を出演させ、ついに出演者数トップとなったソニー。この勢いは来年も変わらないと思われます。SACRA MUSIC所属で今年出演したアニソンアーティスト6組は全員連続出演しても不思議ではないほどの話題性があり、タイアップも安定して取れるでしょう。SACRAから初出演があるとしたら先日移籍と「鬼滅の刃」という最強タイアップを獲得したAimerが最有力でしょう。他にも名義変更後ついにアニタイを獲得したEXiNAやまどマギ新劇場版のタイアップの可能性が高いClaris、今年出てほしかったFLOWの復帰出演の可能性も高そうです。
一般アーティストの継続出演は難しそうですが、SPYAIRやBURNOUT SYMDROMESといったアニメタイアップが多数ありアニソンファンからの人気のあるアーティストが来る可能性は高そうです。また2023年にガンダムSEED劇場版を控えるTMRは来るのか、西川貴教が来るとしたらどの名義なのか、という点も気になります。
4:キングレコード所属の声優アーティストの出演復帰
キングレコードは各アニソンレーベルの中で有観客ライブの再開が最も遅れ、この2年間殆どアニソンフェスに出演していませんでした。アニサマも出演したのはアニソンシンガーである3組だけであり、声優アーティストである内田雄馬は出演取りやめとなりました。しかし11月のANIMAX MUSIXには小倉唯の出演が発表されており、今後アニソンフェスの出演も順次発表されて行くと思われます。来年のアニサマへ出演する可能性が高いのは内田雄馬を別とすると単独ライブ・フェス共にキングでの再会一番乗りとなった小倉唯の可能性が高いと思われます。タイアップ曲もかなり増えており選曲に困るほどです。次いで上坂すみれでしょうか。やはり水瀬いのりも欲しいですが、人気が高い分可能性は少し低くなりそうです。男性アーティストではこちらもタイアップが増えている蒼井翔太、出来ればそろそろトリをやってほしい宮野真守が欲しいです。また去年末から今年にかけてデビューした愛美や岡崎美保の可能性も高そうです。
5:ブシロはバンドリからの再度出演、出演数は多少減らすか
今年ランティスと同率2位となったブシロード。来年も話題にはなるかと思いますが、今年は流石に顰蹙を買いすぎた所はあります。そのため来年には出演者数そのものは1~2組ほど減るかと思います。D4DJは出ても1組だけになるか名義をすべて纏めて見た目だけは減らし、コンテンツそのものは兎も角アニメの予定は無い一柳隊やアニメ展開がひと段落した感のある九九組の出演は無いと予想します。その分バンドリからの出演は再度増えるかと思います。3バンドの再度出演は勿論の事、第4のリアルバンドであるMorfonicaの初出演もありそうです。来年のブシロはバンドリ一色になってもおかしくないです。
6:その他のレーベルは大きく変わらず
アニサマの主要3レーベル以外は毎年1~3組ほどの出演者しかおらず、今年のポニーキャニオンのように5組程度のレーベルが1つあるか無いかと言った感じです。来年はキングレコードとランティスの出演者が再度増えそうなので、その分他のレーベルの割り当てが少なくなるかと思われます。ワーナー辺りは1組も出演が無くてもおかしくありません。
またアーティスト数に対しタイアップ作品数もそこまで多くないので、レーベル内の出演アーティストの入れ替わりもありそうです。流石に今の段階から2022年のアニタイを予想するのは難しいのですが・・・
7:NBCの復活はワンチャン?
今年は出演アーティストがいなかったNBC。毎年黒崎真音+誰か、という事が続いていましたが先日黒崎が病気療養のため実質活動休止となってしまいました。一日も早い回復を祈るしかない現状ですが、それを差し引いても黒崎以外のNBC所属アーティストはアニサマ常連となっている人がいません。やはり出演要望が多そうなのがfripSideですがここ数年は出演せず、他のアーティストはどちらかというとANIMAX MUSIXの印象が強く・・・来年も出演者無し、という事はありえます。
8:あの人気アーティスト出演はある?
ここ数年のアニサマはトリやそれに準ずる扱いのアーティストが中々出てきてくれなくなる、という事が続いており不満の声も相次いでいますが、2020年の延期、21年の観客規模の縮小と言う逆境を何とか乗り越えたアニサマに対して、各レーベルの協力をどうしても来たい所です。ランティスのJAM Project、キングレコードの宮野真守、ソニーのFLOW、NBCのfripSide、そしてレーベルを移籍し新規タイアップが相次いでいるMay’nといったアリーナクラスのアーティストの再出演は是非とも期待したいです。またワルキューレやフランシュシュといった人気ユニットもいい加減出てほしい所です。
・・・ただ水樹奈々とLiSAという今や二大巨頭となったアーティストは難しいでしょうか。
9:来年も「なんてカラフルな世界」が聴ける?
今年のテーマソングである「なんてカラフルな世界」は客数の制限もあり、3日間を通しても1万5千人しか生で聴けない、しかも声出しが出来ないのでコールも出来ないという不遇な扱いとなってしまいました。しかし現在、感染者数の減少やワクチン接種の促進もありライブ・イベントの制限もだんだんと解除されて行き、来年のアニサマは少なくとも今年よりも制限が緩くなり客入れも今年より増えそうです。となるともう一度この曲を聴きたい、歌ってほしいと思うのも人情。
そう考えると過去に合った過去のテーマソング歌唱枠が復活する可能性もありそうです。去年行きたくても行けなかった人だけではなく出演したくても歌いたくても、出れなかった歌えなかったアーティストの救済にもなりますし。ただ今のトリが歌い終わる→一人ずつの挨拶→テーマソングの流れが凄い奇麗なのでテーマソングが2つになるとどうなるかという問題もありますが。
4:あとがきのようなもの
色々ありましたがなんとか無事(ではない所もあったけど)3日間を終えることが出来、来年に繋げることが出来たアニサマ。本当に大変だった今年の夏が終わると共に感染者数は減少に向かい、逆にワクチン接種者数が増え、社会も何とか元の方向に向かう筋道が建てられていきます。
完全な元の生活に戻るにはまだ時間がかかりますがイベントの制限が徐々に緩和されて行き、もっと大勢の人間で会場が埋められる、大声でコールが出来るようになる世の中への光が見えていきました。
来年のアニサマが開催される頃はきっと、今より世の中は良くなっているはずです。それまでは他のイベントを現地で、あるいは配信で楽しみ、アニサマのダイジェスト映像やTV放送を楽しみながら、まずは3月にあるであろう来年のアニサマ発表会まで希望を繋いでいきましょう。そのためにも、日々の生活の対策は必須です。皆様もお気をつけて毎日を過ごし、楽しんでいきましょう。
本当緊急事態宣言明けで一番怖いのはリバウンドだからな!
社会を少しずつ元に戻すための解除なんだから出かけるななんてことは言わないけど気を付けろ!
ワクチンはかなり効果があるがそれだけでは駄目だ!マスクはまだ必要だからな!手うがは基本中の基本だからな!
酒もいいけど黙食厳守でな!酔って大声で話すんじゃねえぞ!
今回も読んでくださってありがとうございました。次回は15周年シリーズの続きになるかと思います、よろしくお願いします。
*1:原曲アーティスト:LiSA
*3:D4DJの各ユニット曲やRAISE A SUILENの「R·I·O·T」、鈴木このみの「Missing Promise」等
*4:「CYBER CYBER」「COLORS」「ウルトラ リラックス「天秤-Libra-」
*5:「紅蓮華」「SHINY DAYS」「ZERO!!」「お願いマッスル」「あなただけ見つめてる」
*6:「あんなに一緒だったのに」「君のせい」「Absolute Soul」
*7:早見沙織の新曲「Awake」は未発表であるがタイアップが決定しているので含む
*8:2曲間のメドレーで歌唱されたbuzz★Vibesの「buzz★Parade」は1曲換算とする
*9:正確には所属事務所であるオフィスオーガスタの自社レーベルであるオーガスタレコードに所属しており、2017年3月以前はソニーと、以後はユニバーサルミュージックと提携している
*10:当初は出演予定では無かったので出演予定者数には含まず
*12:正確には(TVアニメ「アサルトリリィ」の製作委員会であり、原作担当のアゾンインターナショナル、アニメ制作のシャフトやTBS、ブシロードグループなどからなる「アサルトリリィプロジェクト」がレーベルであるがTVアニメ版の音楽関係はブシロード担当であるためブシロードミュージックに換算する。
*14:一部楽曲はブシロードミュージックからのリリース
*15:一部演者は出演できず
*16:アイドルマスター ミリオンライブ!関係楽曲はバンダイナムコアーツ(ランティス)からのリリース
*18:正確には所属事務所であるオフィスオーガスタの自社レーベルであるオーガスタレコードに所属しており、2017年3月以前はソニーと、以後はユニバーサルミュージックと提携している