(まともな更新が約三ケ月前である事から目を全力でそらしつつ)夏真っ盛りですね、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
自分はポートメッセなごやからの帰りに悪戦苦闘したり、ろくに休みをよこさない弊社を呪いつつ近所のかき氷フェアに行って舌鼓を打ったり、イベントのついでに横須賀の軍港巡りに行ったらウッドデッキの隙間に物を落としたりと充実・・・?した夏を過ごしています。
さてアニソン界隈において夏の終わりと言えばアニサマです。アニサマに行かないと夏が終わらない方々もこの界隈には多いと思います。かく言う私も3年ほど行ってないのでキャリーオーバーしまくりです。今年は声出しも出来るので溜まった分を取り戻させてもらいます。
でもノーマスクは勘弁な!レギュレーションでは任意とはいえ近くに来てほしくねえ(個人の感想です)!
1:出演者の振り返り、レーベル・出演属性、回数等の傾向
さて前回更新分から3回の追加がありました。
第4回では金曜に初出演のアニソンシンガーであるなすお☆、土曜に3回目の出演となり「ALIVE」のヒットも目新しいClariS、日曜に武道館ワンマンを成功させ声優と歌手両方で人気を確立している内田雄馬。
第5回では金曜に完全なソロとしては2010年ぶりとなり「唱和ください 我の名を!」等近年の新規ヒット曲も生み出しているベテランの遠藤正明、土曜に25年の末「ポケットモンスター」の主人公をやりきった松本梨香、日曜にアニメ「好きな子がめがねを忘れた」から生まれたスペシャルユニット・マサヨシがめがねを忘れた(小村くんと三重さんとオーイシマサヨシ)が出演します。ちなみに「スペシャルユニット~」からが正式なユニット名です。
最後となる第6回では金曜に芸歴30年を超える演歌歌手にして実はガンダムの主題歌も担当している島津亜矢、土曜に8年ぶり出演となり最新タイアップである劇場版ガルパンの公開を控えたChouChoとわずか15歳にして名探偵コナンの主題歌を担当する若き新星Rainy。日曜に移籍後としては初出演となり移籍前・後双方で豊富な人気アニタイを擁するGARNiDELiAと、多彩なジャンルの追加が発表されています。
ちなみに今年の追加は最初の発表を1回目と数えると2~6回、合計5回、計17組の発表となりました。内訳としては声優系7組(ソロ4組、作品ユニット3組)、アニソンシンガー系7組(ソロ4組、ユニット3組))、一般アーティスト2組、サポートアーティスト1組となっています。声優ばっかりのアニサマとよく言われていますが、追加を見ると声優は過半数に満たないんですね。印象論による雑語りって良くないですね(1回目)
それでは出演者の通常発表が出揃った所で今年の出演者を振り返ってみましょう。
8月25日(金):18組 |
|||
出演者名 |
アーティストジャンル |
レコード会社 |
出演回数 |
声優アーティスト |
6 |
||
2 |
|||
アニソンシンガー |
3*2 |
||
声優アーティスト |
8 |
||
アニソンシンガーユニット |
5*3 |
||
14 |
|||
Cö shu Nie |
一般アーティスト |
初 |
|
島津亜矢 |
テイチク |
||
4 |
|||
TRUE |
アニソンシンガー |
7 |
|
なすお☆ |
初 |
||
harmoe |
|||
Who-ya Extended |
アニソンシンガー |
1 |
|
声優アーティスト |
6 |
||
Liyuu |
初 |
||
Liella! |
作品ユニット |
||
ReoNa |
アニソンシンガー |
4 |
|
作品ユニット |
3 |
8月26日(土):19組 |
|||
出演者名 |
アーティストジャンル |
レコード会社 |
出演回数 |
愛美 |
声優アーティスト |
2 |
|
アニソンシンガーユニット |
11*4 |
||
声優アーティスト |
4 |
||
5 |
|||
初 |
|||
アニソンシンガーユニット |
3 |
||
声優アーティスト |
3 |
||
スタァライト九九組 |
作品ユニット |
4 |
|
アニソンシンガーユニット |
3 |
||
7 |
|||
中島由貴 |
声優アーティスト |
2 |
|
3 |
|||
Hero Girls!“サマー”スカイ!プリキュア |
作品ユニット |
初*6 |
|
声優アーティスト |
2 |
||
MADKID |
アニソンシンガーユニット |
||
声優アーティスト |
2*8 |
||
Morfonica |
作品ユニット |
初 |
|
Lyrical Lily |
|||
Rainy。 |
一般アーティスト |
8月27日(日):20組 |
|||
出演者名 |
アーティストジャンル |
レコード会社 |
出演回数 |
アニソンシンガー |
3 |
||
声優アーティスト |
4 |
||
5 |
|||
8 |
|||
3 |
|||
アニソンシンガー |
6 |
||
声優アーティスト |
7 |
||
アニソンシンガーユニット |
3 |
||
saji |
2 |
||
アニソンシンガー |
11 |
||
声優アーティスト |
エイベックス |
初 |
|
DIALOGUE+ |
3 |
||
声優アーティスト |
ビクター |
5 |
|
作品ユニット |
2 |
||
声優アーティスト |
2 |
||
halca |
アニソンシンガー |
2 |
|
Paradox Live |
作品ユニット |
エイベックス |
初 |
MyGO!!!!! |
|||
ビクター |
|||
MOTSU |
サポートアーティスト |
エイベックス |
8*13 |
とまあ一通り出演者を並べてみましたがこれだけではわかりません。続いてレコード会社別の出演者を見ていきましょう。
レコード会社別出演者:57組 |
||||
レコード会社 |
金曜 |
土曜 |
日曜 |
合計 |
7組 |
3組 |
1組 |
11組 |
|
4組 |
3組 |
3組 |
10組 |
|
2.5組 |
2組 |
5組 |
9.5組 |
|
1組 |
4組 |
2組 |
7組 |
|
1組 |
2組 |
1組 |
4組 |
|
|
2組 |
2組 |
4組 |
|
エイベックス |
|
|
3組 |
3組 |
ビクター |
|
|
2組 |
2組 |
1組 |
1組 |
|
2組 |
|
0.5組 |
|
1組 |
1.5組 |
|
|
1組 |
|
1組 |
|
テイチク |
1組 |
|
|
1組 |
|
1組 |
|
1組 |
前回も指摘しましたが驚くべきはポニーキャニオンの大躍進です。バンダイナムコ(ランティス)、ソニーに続く3位となる9.5組、主要三大レーベルのキングレコードを上回っています。キングレコードもここ数年出演者を押さえていたとはいえ今年は7組と例年並みの出演者を送り出しているので手を抜いているわけではないのですが、それ以上にポニーキャニオンが全力を出してきたと言っていいでしょう。
また2年連続首位だったソニーを押さえてバンダイナムコが首位に返り咲きました。バンナムはラブライブ!シリーズやスクモ、ChouChoと言った面子の出演復帰&初出演が多く、ソニーは逆に去年出ていたFLOWやエイルといったトリクラス、CHICOやアイプラ等の初出演組の多くが連続出演とならなかった事が影響しているかと思います。ただソニーもCö shu NieやWho-yaといった新規出演組を出しており、昨年を代表するヒット曲の1つを持つClariSを送り込むなど補う努力をしているのが2位に繋がっていると思われます。
他のレーベルはそこまで例年との差はありません。テイチクが2017年ぶり*14の出演、マーベラスも同じく2017年ぶり、逆にMAGES.が数年間唯一の出演者であった亜咲花が今年は休むため2009年の5pb.時代から連続となる参加記録が途切れる事となりました。最も企業としてのMAGES.は協賛企業に名を連ねており、亜咲花もアニサマと梯子できるワンマンを3日連続でやる予定です。アニサマ愛に溢れていますね。
なお散々叩かれたブシロードは4組、通常出演数は例年と同じです。印象論による雑語りって良くないですね(2回目)
続いてアーティストジャンルの割合を見てみましょう。アニサマのアーティストジャンルは声優系(声優ソロ、声優ユニット、作品ユニット)、アニソンシンガー系(声優ソロ、ユニット)、一般アーティストに分かれます。例年はサポートアーティストはシクレ扱いになるのですが、今年は普通に出るMOTSUさんも記載しておきます。
アーティストジャンル別割合:57組 |
||||
アーティストジャンル |
金曜 |
土曜 |
日曜 |
合計 |
声優系アーティスト全般 |
10 |
14 |
13 |
37 |
声優アーティスト |
5 |
9 |
8 |
22 |
3 |
1 |
1 |
5 |
|
作品ユニット |
2 |
4 |
4 |
10 |
アニソンシンガー系アーティスト全般 |
6 |
4 |
6 |
16 |
アニソンシンガー |
5 |
1 |
4 |
10 |
アニソンシンガーユニット |
1 |
3 |
2 |
6 |
一般アーティスト |
2 |
1 |
|
3 |
サポートアーティスト |
|
|
1 |
1 |
見ての通り声優アーティスト系が多数派、合計65%となります。大してアニソンシンガー系は28%、一般アーティストは5%となります。ちなみにサポートアーティストを除くと声優が66%、アニソンシンガーが29%、一般アーティストが5%となります。こう見ると声優ばかりというのは言い過ぎとしても声優が多数派であるというのは否定できません。
ただしこれは今に始まった話ではなく3日体制になった後のアニサマ出演者の声優割合は5割強~6割代を推移しています。
セットリスト上での単独出演とならないサポートアーティストを除外した2013年以降の出演者割合は以下の表の通りになります。
年 |
合計 |
声優系 |
ソロ |
ユニット |
作品 |
アニソン計 |
シンガー |
ユニット |
一般 |
その他 |
13 |
60 |
30(50%) |
15 |
7 |
8 |
26(43%) |
17 |
9 |
4 |
|
14 |
53 |
29(55%) |
13 |
6 |
10 |
20(38%) |
11 |
9 |
4 |
|
15 |
60*15 |
31(52%) |
15 |
9 |
7 |
26(43%) |
16*16 |
10 |
3 |
|
16 |
65*17 |
31(48%) |
17 |
8 |
6 |
27(42%) |
17*18 |
10 |
6 |
1*19 |
17 |
51 |
34(67%) |
16 |
7 |
11 |
15(29%) |
10 |
5 |
2 |
|
18 |
59 |
40(68%) |
22 |
6 |
11 |
18(31%) |
11 |
7 |
1 |
1*20 |
19 |
59 |
37(63%) |
18 |
5 |
14 |
20(34%) |
14 |
6 |
2 |
|
20 |
44*21 |
27(61%) |
12 |
4 |
11 |
10(23%) |
7 |
3 |
7 |
|
21 |
53*22 |
31(58%) |
15 |
5 |
11 |
14(26%) |
10 |
4 |
8 |
|
22 |
54 |
32(59%) |
16 |
5 |
11 |
17(31%) |
10 |
7 |
5 |
|
23 |
56 |
37(66%) |
22 |
5 |
10 |
16(29%) |
10 |
6 |
3 |
|
これを見ると今年の声優の割合66%は近年の中では多くはありますが1番というわけではなく、声優の割合では17~18年の方が上回っています。またアニソンシンガーの割合29%も比較的低いとはいえ21年よりは多く17年とあまり変わっておらず、ここ数年と大差があるわけではありません。比較的声優多め、アニソン歌手少な目とはいえ特別バランスが崩壊しているわけではありません。
それでも声優が多めになるのは出演者数が多くなった中声優アーティストだけが増えアニソンシンガーは例年並みとなっている事と近年多かった一般アーティストが減った分が全て声優アーティストに回っている事の2つによります。声優ばかりというのは言い過ぎとしても10年代前半~中盤と比べて声優の割合が増えてアニソンシンガーの割合が減っているのは間違いありません。
そして今年の出演者数は先日のニコニコ生放送特番で全60組である事が発表されています。つまり57組が発表されているので各日1組ずつシクレがいるとすると合計60組となり辻褄が合います。
しかしここで1つ問題があります。現在アニサマ2023公式HPの出演者欄を見るとAND MOREとなっている写真が金曜に1つ、土日にそれぞれ2つあります。この欄の通りシクレが5組いるとなると62組になってしまいます。
これを何とか辻褄合わせすると、60組を歌唱アーティストとして、サポートアーティストは含まないとする必要があります。今までも歌唱アーティスト以外の出演者、演奏やダンスを担当するサポートアーティストやワニさん、ダイナゼノンといったステージを盛り上げる方々も出演者の欄に記載されています。なので62組の出演者の中で歌唱アーティストが60組、残り2組はサポートアーティストとなれば辻褄が合います。また例年シクレとなっていて今年は普通に発表されているMOTSUさんをサポートアーティスト換算にするとシクレのサポートアーティストは1組、歌唱アーティストのシークレットは4組となりますが、ここら辺は運営のさじ加減となるでしょう。
おまけとして出演発表アーティスト57組の内去年からの継続出演者、過去に出演経験があるけど去年は出なかった復帰出演者、全くの初出演者の割合はこうなります。バランスがいいですね。
出演タイミング:57組 |
||||
出演状況 |
金曜 |
土曜 |
日曜 |
合計 |
継続出演 |
4 |
8 |
12 |
24(約40%) |
復帰出演 |
7 |
6 |
4 |
17(約30%) |
初出演 |
7 |
5 |
4 |
16(約30%) |
2:セットリスト予想
アニサマの歌唱曲数はここ数年、テーマソングを含めて1日当たり45曲前後となっています。数曲はショート版となっていたりいますがだいたいこのぐらいが5時間公演で出来る楽曲の限界でしょう。
そして当然ながら組数が多いほど1組当たりの曲数は少なくなります。今年は60組出演予定なので1日45曲-テーマソング1曲=44曲×3日=132曲÷60組として1組当たり2.2曲となります。当然みんな2曲程度というわけではなくトリクラスは4曲、それなりの出演回数を経験しているベテラン格や人気アーティストの場合3曲は必要となります。
当然そのしわ寄せは他アーティストに及び、3日間体制になってアーティスト数が増大した時期、特に2010年代前半~中盤は1曲歌唱で退場するアーティストが多く、それがライブ全体の評判を下げる事もありました。逆に出演者数を絞り1組当たりの曲数を増やした2017年や昨年土曜の評判は(出演アーティストの全体的な人気の高さもありますが)かなり高いです。
そうなると今年のアニサマのセトリはかなり苦しくなるのでは・・・と思われるのですが、驚くべき情報が入ってきました。アニサマバンドのマニピュレーター等を担当する毛利泰士さんによると、今年のアニサマバンド担当楽曲数は137曲とのことです。単純計算ですが137曲÷3日間=45.6曲となります。最もこの中にはメドレーの曲数も含まれるので137曲をフルで演奏するわけではありません。しかしこれに加えGRANRODEOやangelaのように自分のバンドメンバーがいたりバンドリのように自ら演奏するアーティスト、さらにラブライブ!系のようにバンド演奏の無いカラオケ音源のアーティストもいます。
また斎藤Pが5月の段階で「セトリ上の楽曲数をカウントしたところ、3daysになって以降、最大になっちゃいそうです(メドレーをカウントすると更に増える)。」とツイートしています。今までのアニサマのセットリスト上の曲数が一番多かったのが2019年の140曲(金曜48曲+土曜47曲+日曜45曲)なので、これ以上となると150曲代は避けられないと思われます。無論全てフルでやるわけではないとはいえ(2019年もショート版の曲がいくつかあった)ライブ時間も過去最長となるのは避けられないでしょう。
ちなみにソニーのアニソンフェスである「MUSIC THEATER 2017」はアニサマとほぼ同じ休憩含む5時間の公演で53曲フル、ほとんどバンド演奏ありでした。ただしこのライブはアーティストのMCが殆ど1分程度と短めだったので、MCの長い事に定評のあるアニサマでは難しいと思われます。
まあ1曲退場となるアーティストが減って歌ってほしい曲の候補が多くて困るアーティストがたくさん歌ってくれるのはいい事ですし、客としても安くも無い金を払って(特にVIP席の民は)参加するのですから、曲数を増やしてくれるのはよりお得になるのでいいことではあります。ただし開演時間が例年通り午後4時となるので、当然曲数が増えるほど終演時間は後になります。例年通りの時間では新幹線の場合終電ギリギリとなりますが(静岡県民の場合21時30分にさいたま新都心を出る便に乗ればギリギリ新幹線の終電に間に合う。)、今年は多分最後までいるとアウトでしょう。私も今から頭を抱えています。
・・・アニサマに限りませんが各ライブの運営は周辺ターミナル駅への移動時間を含めて公演時間数や人数分の退場時間等を逆算して開演時間を決めてもらいたいものです。2月のMOIW2023とか東京駅まで比較的近いのにギリギリだったんですから!異次元フェスも同時間開演ですけどもう少し早めて!
・・・話がずれました。セトリ全体の予想は難しいですが主要パートの出演者を予想してみます。OPコラボとシクレの予想はあえてしません。そこらへんは私のフォロワーさんが上手い所やってくれます。
|
金曜 |
土曜 |
日曜 |
OPコラボ |
TrySail ×Lyrical Lily |
マサヨシがめがねを忘れた |
|
トップバッター |
Lyrical Lily |
MyGO!!!! |
|
前半トリ |
|||
後半トップ |
島津亜矢 |
Hero Girls!“サマー”スカイ!プリキュア |
|
トリ4つ前 |
Liella! |
||
トリ3つ前 |
ReoNa |
スタァライト九九組 |
|
トリ2つ前 |
TRUE |
||
トリ前 |
|||
トリ |
まずは金曜。3日間をオーイシで始まってオーイシで締めるという、今年は2020年だっけ?と言われそうなOPコラボでスタート。楽曲はOxTもカバーしている「変幻自在のマジカルスター」で。でもこれ2015年にOPコラボで使ってるんですよね・・・そのままOxTがトップバッターで、前半は新人中心ですが、わりと金曜は武道館クラスアーティストもトリクラス経験者も多いんで盛り上げるのはそこまで大変でもなさそう。
前半トリは遠藤正明。わりとどこに置くか迷ったけど知名度の高い曲でスッキリ前半を締めてくれそうなので。後半トップは島津亜矢。昨年の鈴木愛理が後半トップバッターだったのと、中途半端な所に置くと流れが難しそうなのでここで独自の勢いを出したいなーという感じ。金曜はこの後空気を変えられる強さを持ったアーティストがいそうなので。
Liella!もどこに置くか難しい感じ。人気と出演回数のバランスを考えると終盤戦となる4つ前ぐらいかなーと。もしくは前半トリ、後半トップでもいいかと。その後はトリクラスの連戦。3年連続のANIMAが厳しいReoNaよりかはTRUEの方がいいかなと思う。他候補は大橋彩香辺り。トリ前のRoseliaはブシロへの忖度もあるけど()純粋に人気と盛り上げ力を考えるとトリ前が一番いいかなと。トリに持ってくると色々と荒れそう()
でトリはロデオ。色々言われるけどやればできる子なんで・・・ちゃんとやって。今年は新曲が1つだけ何で逆に自由度が高まる分いい意味でやりたい放題やってほしいです。
続く土曜。実は一番盛り上げ方が難しい出演者だと思う。トップバッターはトラセとリリリリの「adrenaline!!!」。カバーしてるし、わかりやすく盛り上げられる人気曲だし、毎年やってマンネリ感はあるけどやらないのもなーとなる曲をコラボに回せるし・・・、そしてそこからトップバッターを担当してもらう。
前半トリは松本梨香。他アーティストとの交流度合いとか年齢差とか考えると初日の歌ゴリラ先輩より使いにくい()所があるんでこの位置。後半トップはプリキュア。プリキュアシリーズは過去2回の出演時もこの位置なので今年もここ。必然的にまちこは前半になります。
終盤戦トップバッターはすみぺ。歌手デビュー10周年でこの中では3番目の古株なんで、そろそろこの位置でもいいかと・・・続いて九九組。それなりの位置を積んできたので今年はこの辺りかと。続いてClariS。前半戦しか出た事無いですがリコリコ効果でこの後のトリ経験者に続けられるかと。後「オルゴール」は多分ないかなーと。アニサマは何故かマギレコ曲を干してるので()、そしてトリは安定と信頼のangela。デビュー20周年だしちょうどいい。ただ時間が時間なのでMCがめっちゃ押しそうですね()
そして日曜。あえて過去のST☆RISHや高橋洋子と同様に実質OPコラボ無しだけどこのユニット自体がコラボみたいなものなので、メガネを忘れたを配置。その後は迷子。他のバンドリよりも独特な曲なのでトップがいいかなと。作品ユニットは頭に置くのが最近のトレンド。前半トリの小倉唯は終盤の火力勢に置くのも難しいけど、この中では2番目にベテランだし・・・と配置。もしくはシクレの噂のあのユニットとかも。
虹ヶ咲は終盤戦に置くのも考えたけど後半トップで。登場演出も凝りそうだからここがいいかなーと。林鼓子*23が虹ヶ咲として出る可能性ですが、無いと予想。過去に別ユニットでも出れる人が出なかった事もありますし*24、アニエラフェスタでもあっちとして出る予定は無さそうだし*25、テーマソングで少し絡むぐらいですかね。
終盤戦はASCA、ガルニデ、このみとアニソンシンガーを中心とした火力で勝負。なんか去年金曜っぽくはありますが・・・内田の姉さんも今年のリスアニみたいなセトリならこの流れでも奮戦できそう。わりと新曲が大人しめな人も多いんで人気過去曲を再び、声出してやった事の無い曲もコールありで!というのも多そうですね。
でオートリマサヨシ。既に来年やる予定の武道館ライブが完全に完売しており、アニサマとアニソン界への貢献も考えると文句無しの大トリです。この為にポニキャが大量のアーティストを投入したまであります。曲的にもヒット作であるグリッドマンシリーズの楽曲や「ギフト」、大定番曲の「君じゃなきゃダメみたい」等々豊富です。後関係者が声を出せたらまたやりたいと発言していたオーイシ制作の2020~2021年のテーマソング「なんてカラフルな世界!」をやるという予想をしている方がけっこういますが、自分はテーマソング前の自分のパートの締め曲として皆を呼んでやるんじゃないかと予想。でもこれやるとソロが3曲になるんだよな・・・
自分の部分的な適当な予想はこんな感じです。しっかりとした予想をしてくる方々が自分の知る限り3人いますのでそちらの方々を参考にしてください。
3:今年のアニサマの問題点
そんな今年のアニサマですが、未だにチケットが売れ残っています。VIP席は完売したとはいえ一般まで残っていた日もあり、一般席は未だに販売中です。去年も席は7~8割程度の埋まり具合であり、今年は声出し解禁があったとはいえチケットの完売はかなり難しいと思われます。
昔はチケット争奪戦が珍しくなく、コロナ前は埋まらないことなど殆どなかったアニサマがここまで苦戦する事になってしまった理由は、「出演者の特別感」と「楽曲の特別感」両方が薄まっているためと思います。
まずは「出演者の特別感」についてです。今年のアニサマの出演者は一般アーティストを除いて殆どが他のフェスでも見られます。
他の大手アニソンフェスと比べると、リスアニ!LIVE2023の出演者の20組中10組がアニサマにも出演しています。ただリスアニはアニサマとの形式が異なり出演者の意図的な差別化もされています。
つづいて今年開催予定のANIMAX MUSIX 2023ですが、現在発表されている16組中12組が被っています。去年もANIMAXとアニサマの出演者の多くは被っていましたが、今年はもはやそのまま出演者を入れ替えても違和感がありません。ちなみに今年のANIMAX MUSIXは2部制を廃止して、コロナ前の6時間ライブ(休憩多分あり)を復活させます。3曲枠4曲枠の復活+カバーというアニマの強さを生かしたライブも帰って来るはずなので楽しみです。
また地方ながら三大アニソンフェスに続く勢いの長野の野外アニソンフェス「ナガノアニエラフェスタ」はメインステージに限定すると20組中6組が共通していますが、この中にはangelaや鈴木このみといったアニサマのトリ経験者、虹ヶ咲スクールアイドル同好会といった人気アーティストも含まれています。また今年はアニサマの方には出てないけど常連メンバーと言えるi☆RisやZAQ、昨年土曜のトリであるFLOWといった人気アーティストも含まれており、こちらのメインステージ出演者20組を今年のアニサマの1日の出演者と言っても何の違和感もありません。
出演してくださる皆様には大変申し訳ありませんが、今のアニサマの出演者は他の大手アニソンフェスと大差ない出演者となっています。同じようなメンバーならば同じような値段で2曲ぐらいのアニサマよりも同じぐらいか多少安く、もっと多くの曲を聴ける他のフェスに行く人が増えても仕方のない事です。今のアニサマを支えている客層は自分のように昔からアニサマを愛していて「アニサマだから行く」人達だと思います。そういった人たちはそこまで出演者には左右されず、アニサマそのものを愛している人です。
一方アニソンファンにはそこまでアニサマそのもののブランドを重視せず、同じ出演者なら他のフェスでもいい人もいます。そういった客層をアニサマが繋ぎとめていたのは競合他フェスには出演しない、ここでしか見れない、他フェスでは滅多に見れない大人気出演者の存在でした。
しかし今のアニサマには多くの人気アニソンアーティストが出演していません。トップクラスの人気を誇る水樹奈々や宮野真守といった声優アーティスト、今やアニソン界のトップアーティストとなったLiSA、昔からアニソン業界を支えているJAM Project、ラブライブと並ぶ二大コンテンツの片割れであるアイマスといったアニソン界においてトップクラスの人気を誇る面々が不参加となっています。おまけに毎年出演しているわけではないとはいえ、FLOWやウマ娘のように他のアニソンフェスで見られるのに世界最大のアニソンフェスでは見られない人気アニソン歌手もいます。
そして「楽曲の特別感」に繋がりますがもちろん昨今の人気アニメの主題歌を多く担当している大人気一般アーティストも呼べていません。少し前は人気アニソン歌手を呼べないのでその分を補うように出ていた一般アーティストも再び数が減り、今旬と呼べる人は呼べていません。米津玄師?King Gnu?Ado?YOASOBI? Creepy Nuts?Vaundy?ロッキンかサマソニ辺りに行った方が見れるんじゃないんですかね?
じゃあ一般アーティストでも人気アニソン歌手でもない新興の声優ユニットとか呼べるだろ!結束バンド、とか・・・え、夏フェスにはもう出ない・・・アッハイ
えーっと今年聴けそうな人気作品の曲は、まずはClariSがリコリコの曲をやってくれるのは確定として、ラブライブシリーズは2作品出てくれる、Who-yaも呪術廻戦の曲やってくれるだろうし、ウルトラマンとかコナンとかポケモンとかもあるし、しゅごんがブルーロックの曲とかやってくれるかもしれないし、グリッドマンの映画も良かったよね・・・
うん、いや、それはいいんだけどね、もっと欲しかったよね・・・「水星の魔女」「SPY×FAMILY」「鬼滅の刃」「チェンソーマン」「ぼっち・ざ・ろっく!」、ここらへんがね・・・
アニソン界のトップアーティストや人気アニソンを歌う大人気一般アーティストを呼ぶことも難しい現状、残る人気作品のアニソンを披露し他フェスとの差別化を打ち出す方法は失礼ながら大人気とは言えずともアーティスト自身とタイアップ作品の知名度がそれなりにある一般アーティストを呼ぶしか無いのですが・・・これもまたアニソンフェスとして目玉はアニソン歌手にしなければならない事やスケジュール、ギャラ等の関係で難しいのでしょう。
アニサマがすぐに終わる事はないでしょう。3日間各日約3万人を動員可能であり、数多くのレーベルから多彩な出演者が現れるアニサマが未だ世界最大のアニソンフェスである事には変わりありません。しかしその中身から「特別感」が薄れているのも否定できない事実です。同じ出演者のラインナップならばより多くの曲が聴けてチケット代も安いライブに客が流れるのは当然です。そして出演者での差別化が出来ない限りアニサマのネームバリューだけでつなぎとめられる客は時が経つ事に減る一方となるでしょう。
そして一番の問題は、出演者についてはレコード会社が最大の決定権を握っている事です。我々客は声を上げる事しか出来ず、アニサマ運営も交渉をすることは出来ますがその権限には限界があります。アーティスト本人はともかく商売元であるレコード会社、特にアニメ関係と縁が比較的浅い一般アーティスト関係では難しい所があります。
特にアニサマの時期は夏の大手ロックフェスと被る為、馴染の薄い運営相手に多くとも3~4曲の為の出演の時間を割くよりも関係の深い運営のフェスに出て5~6曲歌う方を優先する関係者も多いはずです。さらに言えば身内である第一線のアニソン歌手ですら出る人が少なくなっているフェスにわざわざアニソンを歌っているからと言って人気アーティストを出そうとするレコード会社の人がそこまで多いとは思えません。
もう八方ふさがりと言ってもいい状況なのですが、我々一般参加者に出来るのは第一に運営に金を落とす事です。金と健康さえあれば大体の事は続けられます。次に他のアニソン歌手やフェスにも参加し金を落として、アニソン界全体の土台を広げる事です。ライブの集客に苦戦する現在、業界そのものの規模を縮小させないのが未来へと繋がります。そして大切なのが楽しむ事です。事前の予想や準備をするもよし、何の準備もせず未知の体験をするもよし、周りに迷惑をかけず運営から下されたレギュレーションを守り、可能な限り感染対策をした上で思いっきり楽しみましょう。そして楽しかった思い出を胸に気になったアーティストの単独や出演する他のフェスにも足を運び楽しみ、さらに次のイベントに繋げる事が出来るのが一番です。
どうせ安くない金を払ってこの暑い中ライブに行くんです。1曲でも1分1秒でも多く楽しみ抜いて、実質収入にしてやりましょう!
・・・さて取り留めのない話になりましたが、ここらでお開きにしておこうと思うます。
酷暑や台風、流行病などの天災が立て続きに起きる大変な夏ですが、皆様毎日お気をつけてアニサマやその他のイベントを楽しんでください。
それでは皆様、次回の更新でお会いしましょう。
4:愚痴
正直今回のアニサマの出演者で自分が文句言いたいのは人気アニソン歌手や人気アニソンを歌う一般アーティストがいない事ではなく、テーマソング制作に参加しているPENGUIN RESEARCHや岸田教団&THE明星ロケッツがいない事なんですよねー。
今のアニソン業界で一番勢力が大きいのは声優なんで、声優系アーティストの割合が一番大きくなるのは当然です。むしろそんな状況下でここ数年トリの半数近くやセトリ終盤の重要なパートの多くをアニソン歌手に任せているアニサマ運営は気を使っていると思います。
ですが人気声優でここ数年出ているからと言って新規アニタイも無い声優アーティストをそのまま出すのはどうかと思うんですよね・・・、せめて1年ぐらいその枠をテーマソングに関わっている人に回す事は出来ませんかね、それかアニタイは結構あるけど1回ぐらいしか出た事無い同じレーベルの声優を呼ぶとかー。コラボ要員とかでも必要となるのかもしれませんが、それだったらそれだけのシクレ出演とかでもいいと思うんですよね。
一応言っておくと、私は基本的に嫌いなアーティストがいないのでこいつは来るな、という人はいません。ライブやフェスごとにセトリの組み方に文句はあってもそれはそのライブの中の評価だけで、新規タイが1曲でもあるなら出る事に何の文句もありません。アニタイが1曲も無い人が人気声優だから、と言うだけで出るのはちょっと・・・と思うのはありますし、出来れば2曲揃えて出て欲しいとは思いますがそれはあくまで運営とレーベルの問題であってアーティスト個人には非は無い、むしろ大人の事情の被害者だと思います。
ただマンネリ防止のためにも新規アニタイが無い年はお休み、他にも同じ曲は連続で2年まで、コラボやメドレーを含めても3年間でとか、トリを2年連続でやらないとかの返歌は付けた方がいいと思います。メンツがある程度固定となってしまうのは仕方ないとしても、その中で工夫を付ける事は出来ると思うので。
*1:一部楽曲はビクター等他レーベルからリリースされている。
*2:内1回はコラボのみの出演
*3:内1回はサポートアーティストとしての出演
*4:ドメスティック・ラヴバンドとしての出演をカウントせず
*5:アニメ関係以外の楽曲はブシロードからリリースされているが、現在アニサマにおいて披露された楽曲はアニメ関係楽曲のみであるためポニーキャニオン所属とする。
*7:アーティストとしての所属は徳間ジャパンコミュニケーションズであるがここからはアニメソングをリリースしていない事、ポケットモンスターシリーズの楽曲版権は現在ソニーが所有しているためソニー所属と表記する、なお一部楽曲はエイベックス等他レーベルからリリースされている
*8:JAM Projectメンバー及びソロメドレーでの出演を含まず
*10:前所属レーベルであるキングレコードからも多数の楽曲をリリース
*11:前所属レーベルであるソニーからも多数の楽曲をリリース
*12:一部楽曲はMAGES.よりリリース
*13:ユニットメンバーとしての出演を除く
*14:Pyxisが所属しておりユニバーサルミュージックのレーベルであるZERO-A(現在事業停止中)との共同レーベルであるロッカンミュージック
*15:出演休止者1含む
*16:出演休止者1含む
*17:出演休止者1含む
*18:出演休止者1含む
*20:正規出演で高速紙芝居のみとなったヘルシェイク矢野
*21:当初60組147名予定、発表されたアーティストのみ
*22:当初出演予定
*23:MyGO!!!! 椎名立希役、虹ヶ咲では病気のため降板した楠木ともり(虹ヶ咲メンバーとしては2019年に出演)の後任として優木せつ菜役
*24:2015年、七森中☆ごらく部として出演したけどアイドルマスターシンデレラガールズとして出演しなかった津田美波。