一見野郎のこれは個人の感想です

こちらは私、一見野郎が周りに気を適当に使いつつアニメ・アニソン・読書等の雑談をするブログです。

1日後に開催されるアニサマ

このブログが更新されるという事は、「Animelo Summer Live 2021-COLORS-」が何とか開催されるという事でしょう

アニサマ運営にはこのブログやtwitterで山のように厳しい事を言ってきた自分ですが、アニサマが続くためにもアーティストの為にもチケットがご用意されていく事が出来る人の為にも、何事もなく開催され、無事終える事が出来る事を願う事は変わりありません。

今回はアニサマ2021について色々な事を書いてみました。今更ですが呼んでくれると幸いです。

 

 

1:アニサマ2021のセトリ予想簡略版

まず今年のアニサマのちょっとした予想をしてみました。と言っても3日分全てのセトリ予想は出来ないので、重要なパートの担当のみ予想してみました。短いですがお楽しみください。

 

 

DAY1

DAY2

DAY3

OPコラボ

西川貴教×藍井エイルColors of the Heart」(原曲アーティスト:UVERworld

angela×スタァライト九九組「騎士行進曲~Star Divine」

TRUE×森口博子JUST COMMUNICATION」(原曲アーティスト:TWO-MIX

トップバッター

岸田教団&THE明星ロケッツ

スタァライト九九組

Assault Lily [一柳隊]

前半トリ前

スキマスイッチ

栗林みな実

早見沙織

前半トリ

西川貴教ASCAとのコラボ含む)

angela

TRUE

後半トップ

D4DJ(3つ纏めて)

鈴木雅之鈴木愛理とのコラボ含む)

RAISE A SUILEN

トリ3つ前

I☆Ris

オーイシマサヨシ

fhána

トリ前々

高橋洋子

Trysail

内田真礼

トリ前

765プロオールスターズ

大黒摩季

森口博子

トリ

藍井エイル

GRANRODEO

鈴木このみ

 

まずは初日から。OPコラボはテーマを意識した選曲&原曲アーティストとは出身地繋がりの西川とタイアップ繋がり*1のあるエイルという組み合わせ。

続くトップバッターは初出演でいきなり盛り上がれられる人と言えば、ということで岸田。前半トリ前には知名度があって何でも出来そうなスキマスイッチを選択。そして前半トリには西川を選択。他の予想している方にはトリに予想している方も多そうですが、初出演でトリというのが無さそう&本人も断りそう、だけどそれに準ずる扱いになりそうということで前半トリ、コラボ含めて4曲と予想です。トリ前にも予想したんですがそれだとトリの方が大変そうなのでw

後半トップはD4DJ。色々セットが大変そうなのとこういった作品ユニットは後半トップに来る傾向が強いので。終盤はi☆Risからスタート。元々ここはWANDSの予定だったのですが抜けた分が繰り下がってその前にいそうなi☆Risを持ってきました。出演歴にはここらへんでもおかしくないかなーと。その次には高橋洋子。前回(2007年)もこの辺りだったので最低でもこの辺りかトリ前or前半トリと予想。残テルフランは当然としてもう1曲欲しいです。トリ前は765。15周年+1年ですし、前回は前半トリだったので今年はトリ前と予想。西川とエイルどっちかが別の日だったらトリもワンチャンだったのですが・・・

そしてトリはエイル。西川は初登場なのでトリは無いなと予想し、次の候補は765かエイルかと予想しどっちかというとエイルかなーと予想。前回の大トリは定番曲中心のベストアルバムセトリでしたが、今年は新曲中心にしてほしいです。新曲でもこれぐらい強いんやでというのを見せてほしいです。ちなみに西川トリの場合エイルがトップバッターと予想。大トリの翌年はトップバッターの法則。(16年のロデオ、17年のangela

 

続いて二日目。トップバッターはアンジェライト九九組。これ自分が考えたわけじゃないからね!アニソンプレミアムでatuskoさん本人がやってたネタだからね!・・・アニサマこういうネタ本気で輸入しそうだからな、ということで()、互いに何とか合いそうな選曲を。angelaならそれっぽい衣装を選んできてくれそう。

そのままトップバッターは九九組。選曲は映画曲2つに今年もカバー1曲でやりそう。「Star Diamond」やってほしいんですけどねぇ。前半トリ前は栗。実は前回もこのポジだったのを華麗に忘れていた()。アニサマの長年にわたる功労者だけあって下手な所には置けないんですよねぇ。前半トリはangela。そういえばまだやっていなかったポジなので。終盤でも良かったんですが、今年2日目は終盤が混戦なので(混戦になるほど出演者が豪華なのはいい事です。

後半トップはわかりやすく盛り上がれるマーチン。本人と曲の知名度で勝負。終盤のトリ3つ前にはオーニシおにいさん。ここはangelaと場所を交代してもいいかもしれません。テーマソング担当と言う事でそれなりの扱いは確定と予想。続いてトラセ。年々扱いが目に見えて上がっているのでトリワンチャン・・・なのですが2日目は流石に他が強すぎる。トリ前は大黒摩季。初出演でトリ前はやりすぎかもしれませんが、相手はJ-POPのレジェンドなので・・・ここらへんで名前の出ている出演者はどこに誰が出てもおかしくありません。

んでトリはロデオ。好き嫌いは別としてロデオ=トリ確定という構図もそろそろ崩して欲しいのですが(16年?アーアーキコエナイ)、今年はトリをやってくれないと駄目だろうと、久しぶりですし。選曲はまだやってない新曲2つ→「modern strange cowboy」→「Can Do」辺りと予想。MSCアニサマではまだ1回しかやってないですし、一時期必殺技枠として乱用されていたCan Doも久々に聴きたいかなーと。

 

3日目はお鶴さんと姉さんのガンダムコラボからスタート。今年はグッズでガンダムとタイアップしたのでガンダム曲でのコラボもあるかなーと思い、さらにTWO-MIX25周年(+1年)&カバー経験があるということで選曲*2。いっそ5組ぐらいでコラボしてもいいかも、と思ったのですがまんまキンスパなのでやめました。

トップバッターは一柳隊。この日は作品ユニットが何組かいるので、別アーティストでも出番があるメンバーがいる一柳隊は比較的早く来ると予想してこの位置に。前半トリ前にはやみん。終盤の盛り上げパートにはいなさそうだけど、それなりの位置と予想&雰囲気的には次のアーティストと繋げる形で選びました。前半トリはTRUE。大トリと予想している方も多いのですが芸歴とかワンマン会場の経験等でこちらに予想。セトリ的にも大トリに回しても十分盛り上げられるのですが、アニサマナイトやANIMAX MUSIXとあまり変わらないセトリにならなさそうなのでトリにはならなさそうかなーと。

後半トップはRAS。先ほどの一柳隊とメンバーが被るということでそれなりに離れた後半トップに。去年の扱いに納得がいかないファンも多そうなのでその分も大暴れしてほしいです。

さて終盤戦・・・ですが、今年は3日目の出演者に「不測の事態」が発生しているので予想がかなり難しくなっているのでかなり外れそうです。大トリ候補が外れて玉突きで入れ替わったような順番になっています。終盤トップはfhána。元々ピンチヒッター的立ち位置&本人も以前「前回やりきったので来年のアニサマには出ないだろう」と言うほどなのでトリやその前には来ないけど前回トリ前だった分それなりの立ち位置にしました。続いては姉さん。16年や17年には終盤グループでしたし、今年のリスアニでは初日のトリだったので今年もこのぐらいと予想。トリ前はガンダム姉さん。初出演では前半トリ、キンスパでは2回とも終盤、アニサマナイトではトリ前・・・ということでアニサマでもトリ前ぐらいにはなるだろうと。

大トリはこのみん。・・・正直こんな形での大トリは望んでいなかったのですが、実力的には申し分なしかと。2年間が空いたことで全部新曲にしても入りきれないほどタイアップが増えたのですが(別名義も含めてアニタイだけで6曲、ゲームタイアップを含めれば8曲)、トリをやるなら定番曲も入りそうですね。「This game」か「Redo」辺りが来そうですが「Realize」が来る可能性が高いのとディスゲは何回もやっているので「Redo」の方が来そうです。・・・で「THERE IS A REASON」はいつ聴けるんですか()

 

2:アニサマ2021の?な点(セトリ・出演者編)

あと1日で開催する予定のアニサマ2021ですが、いくつかいまだ不明な点があります。まずは出演者についてです。

 

・公式HPの3日目の所だけにある「and more」について

知っての通りアニサマ2021の3日目は当初の出演予定者から2組減っています。OLDCODEX「当面の活動休止」により、高槻かなこが体調不良による活動休止のため出演見合わせとなりました。これに伴い明言こそされていませんが代打としてfhánaの出演が決定しました。先ほども書いた通り出演する予定は無いとまで明言していたfhánaがこのタイミングで出たという事は、まあそういう事でしょう。

そして今もアニサマ公式HPの出演アーティスト欄には3日目のみ「and more」の表記があります。他の日には無い事から、3日目のみもう1組追加となると考えていいでしょう。そしてそのアーティストはバンダイナムコアーツ(旧ランティス)から来ると考えるのが普通でしょう。2016年の藍井エイルが出演休止となった時は同レーベルの春奈るなが代打出演となったのと同じ理屈です。バンナムアーツも多くのアーティストが所属しているので出演者に困る事は無いと思います。

 

・シクレじゃないの?というかいるの?

この3日目のandmoreがシクレじゃないのかという考えもありますが、公式HPのLIVE INFOの出演者の欄を見ると3日とも出演者の最後に「他」の文字があります。つまり3日間ともシークレットアーティストがおり、それは3日目の追加発表されるであろうアーティストとは別にいるということでしょう。そうでなければ3日目だけにアンドモア表記がいる上に出演者一覧に「他」がある理由がありません。

つまり今発表されている出演者の他に3日目には1組の出演者がおり、さらに各日1組以上のシークレット出演者がいる事になります。

 

・まだ発表していない理由

「じゃあどうして3日目の出演者はまだ追加されないの?このタイミングならもうほぼシクレじゃん!」と思っている方も多いと思います。かくいう自分もそう思う。

考えられる一番の理由としては「まだ調整中で確定していない」がありますが、もう残り数日でまだ決まっていないというのはいくら何でもないかと思います。他には「公式が発表を忘れている」というものもありますが、いくら何でも・・・なので本当にわかりません()

 

・後援のNBC追加

LIVE INFOにはもう一つ、「NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン」が追加されたという案件があります。NBCジェネオン時代からアニサマに毎年出演アーティストを送り出していましたが、今年初の出演者ゼロという事態になっています。

しかし後援の各レコード会社には名前が追加されています。今年のキングレコードのように最初の発表の際に記載されていなくとも後から追加された際に一緒に記載される場合もあります。しかし現時点で出演発表がされているアーティストの中にはNBC所属のアーティストはいません。

そうなると考えられるのは「元NBC所属アーティストが所属時代の曲を歌う」という事です。

先ほど言った通り現在のNBC所属アーティストは現時点で出演発表はされていませんが、過去にNBCに所属していたアーティストには「岸田教団&THE明星ロケッツ」高橋洋子がいます。前者は1stシングル「HIGHSCHOOL OF THE DEAD」がNBC*3からリリースされています。デビュー曲であり当初出演予定だった2020年から10周年に当たる作品、またある意味今の世界を予言してしまった作品として歌う可能性は高いと思われます。後者もジェネオン所属時代にmetamorphose」「夜明け前生まれ来る少女」「蒼き炎」といったアニメタイアップ曲があります。こちらは高橋がエヴァ関係楽曲メインとなる可能性があるため低いですが、ワンチャン可能性はあります。

また「3日目のandmoreかシークレット出演者がNBC所属」の可能性はありますが、そもそも出演者がまだ発表されていない為アニサマ運営がやらかしていない限りありえないでしょう()

 

3:アニサマ2021の?な点(場外乱闘編)

今年のアニサマは何とか開催出来そうですが、それに至るまでの道が例年にも増してgdったのは言うまでもありません。以前このブログでも触れたクレベリン問題もそうですが、他にもまだまだあります。というかこちらが本編な分量です。

 

・再抽選の発表が遅すぎる

アニサマ2021のチケットは2020年のものを引き継ぐ形で進めていきましたが、感染対策の都合上イベント入場制限のため当選者全ての参加が不可能となりました。

これについて大きな批判が起こったのは皆さんご存知の通りだと思いますが、個人的には仕方のない事であったと思います。国から既存販売分のチケットのキャンセルは必要ないというガイドラインが出ていたとはいえアニサマ開催会場であるSSAのある埼玉県の感染状況やBD先行の応募だけで最大2万枚を販売し、さらに2回の先行申し込みを終えた後での当選人数を想定すれば再抽選をせざるを得ない状況は明らかでした。

また元々の席の販売が現在のような1席空けるという状況を想定していない販売方式であったため、たとえ全当選者を入場させる場合でも密を避けるための再抽選は不回避でありました。Twitterでは追加の抽選は無いのかと言う声もありましたが、それはいくらなんでも楽観が過ぎるというものです。

問題はアニサマ運営の発表が遅すぎたという事です。イベント開催の緩和は昨年5月の時点から発表され、8月24日には現在のような「収容人数制限が1万人以下だった場合5000人まで、1万人以上だった場合収容人数の50%まで」という基準が発表されました。この基準に従い1万人以上の規模で開催されたライブやイベントもありました。埼玉県でも5月にSSAで開催された「VIVA LA ROCK」はまん防措置下でも1万人の動員が可能でした。しかしこれでもアニサマの全当選者の収容は不可能でした。さらにSSAのあるさいたま市は今年1月8日の緊急事態宣言発令後、3月22日~4月20日の一か月間を除いた殆どが緊急事態宣言下、もしくはまん防下にあり、イベント開催が難しい状態にありました。現在の感染拡大の最大要因であるδ株についても2021年4月の時点で感染拡大が指摘されており、ワクチン接種が始まったとはいえ8月末までにアニサマの全当選者が参加できる可能性は奇跡でもない限りゼロ、少なくとも早期の状況改善は不可能と言っていい状況でした。

そんな中で再抽選発表が7月13日まで遅れたのはあまりにも遅いとしか言えません。5月17日に緊急事態宣言下でも最大5000人収容でのイベント開催が認可されましたが、この状況を前提として再抽選を行うべきでした。デッドラインは6月4日の追加発表時だったでしょう。当然アニサマも商売ですから出来るだけ人は入れたい、出来るだけ多く収入を確保して今年の開催を、そして次へ繋げたいと言うのは当然です。感情面でも当然の事です。

しかしながら危機管理と言う面では、結果論であることを差し引いてもあまりにも遅すぎる対応としか言えませんでした。

 

・配信の有無について

2020年以降のライブイベントでは、配信がほぼ必須となっています。それはアニソンフェスであっても同じです。「リスアニ!Live2021」「オダイバ!!超次元音楽祭 ヨコハマからハッピーバレンタインフェス2021」は現地に加えオンラインでも開催、ANIMAX MUSIX 2021 ONLINE」は文字通りオンラインオンリーの開催でした。

一方アニサマ2021は配信無し、現地オンリーでの開催です。これについても他のフェスはオンライン開催出来るのに何故アニサマは出来ないのか、ただでさえ現地に行けなくなった人が多いのに何故配信をしないのか、等多くの批判がありました。

ただこれについても仕方ない事情はあります。それは権利と費用の問題によります。出演アーティストそのもの、楽曲の権利、アニメ映像の権利等々、それぞれ1つ1つに細かい権利と費用が掛かります。それを大前提として話をしますと、上記のフェスは映像化を前提としていません。これに対してアニサマは映像化を前提として作られています。これにかかるアーティスト、レコード会社、アニメ制作会社、権利者等々に必要な費用はかなりのものになるでしょう。当然許可が下りないものもあります。2018年の映像で唐突に歯抜けになっている楽曲があったり、それ以前でも丸々カットされているアーティストは多くいました。ソニー系列に至っては2013年間で影も形もありませんでした。映像化における権利の難しさはこれほどのものであり、映像化されない他フェスとは単純に比較できないものです。出演者数においてもリスアニやオダイバの出演者は2日で10組前後、アニマックスは23組である一方アニサマは3日で59組と多く、レーベル数においても数倍の差があります。

TV放送についても主催者が放送局そのものである超次元音楽祭やアニマックス、リスアニ*4と今年はBS11が主催に入っているとはいえ主な運営はドワンゴ文化放送で行っているアニサマとは同一視できません。

それでもアニサマは以前配信したことがあるじゃないか、という声がありますがそれも2008年の2日目の一部と2010年のみであり、後者は有料にも関わらず一部人気アーティストが放送できないものでした。翌年はライブ本編の裏で出演アーティストのトーク番組が生放送されたのみであり、さらに10年以上が経過した現在に至るまで生放送は行われていません。この10年間にアニサマの規模が拡大すると共に権利関係も膨大・複雑化するに至り配信は清算が合わず不可能になったという事でしょう。

まだアニマックスにおいても生放送と1週間期限の事後視聴はそのまま可能でしたが、見放題の後日配信では1組1曲のみ、SACRA MUSICとフライングドッグのアーティスト、そして最後の全員集合曲はカットされる等権利関係の難しさが伺えます。そして今年横浜アリーナで開催予定である「ANIMAX MUSIX 2021」は現地開催のみでオンラインという方針であり、再抽選の有無は別としてアニサマと同じ方針を取っています。

そもそも配信でかかる費用は殆どのライブにおいて良くて収入とトントン、赤字となる事も多く、映像化されても売り上げが通常のライブと比べて落ちるという問題を抱えています

アニサマ再抽選発表直前に行われた斎藤Pと舞台監督の三上修司氏のインタビューがありますが、そこで語られていた言葉そのものは真実だと思います。

「正直なことを言えば『アニサマ』は今年、開催してもしなくても大赤字です。この状況でやるという決断は、もっと血を流すことになりますが、我々は楽しみに待っている方たちにライヴを届けるのが仕事なので、どれだけ負債額を背負うか、の覚悟になります。」

「普段は会場もでかいし、予算も億単位だし、スタッフや出演者の人数は何百人といる。だから、急にオンラインに切り替えることはできない。そもそも生配信NGのアーティストも混ざっているし、ステージのバックで流れるアニメ映像が配信に乗せられないなどの制約が多すぎて、出演契約を巻きなおしたとしても、セットリストや出演者が歯抜けになってしまう。」

「『アニサマナイトI』はトントンの収支でしたが、第二回目は大幅に赤字となりました。」

つまりアニサマ運営的には現地開催+TV放送の権利費用+映像化にかかる権利費用に加え配信でかかる諸々の費用を足す事による負担に耐えられなかった、さらに権利関係のクリアが不可能だったという事でしょう。前者ではあくまでも利潤を追求する組織として、選択の一つではあります。「配信は出来ました、でも負債が多すぎて来年からは出来ません」では元も子もないからです。後者では不可能なものは不可能と言うしかありません。出来ないものは出来ないからです。アニサマ自身の巨大化が、アニサマにおいて最善の選択を不可能にしてしまったのです。

ではアニサマ運営に非が無いかと言われると、そんなわけはありません。前に上げたフェスとアニサマとは、再抽選の有無という大前提があります。再抽選は不回避、配信は出来ない。これに現地に行けなくなった人たちが怒るのは当然です。どうしても出来ないのならば、頭を下げて誠意を尽くすしかありません。再抽選に際してはアニサマ公式からの謝罪はありましたが、配信が無かった事についての謝罪どころか配信の有無についての発表もありませんでした。

この炎上状況にさらに油を注いだのが斎藤Pのこの発言でした。

「配信の有無」という多くの観客が望んでいた事について「公式Twitterで答えず「個人のTwitterで、しかも「個人への返信」という形で発表し、「絶対に出来ない」というだけの申し訳無さを一切感じさせない言葉の後にトドメとして「アーティストの皆さんとお話ししても誰も望んでないですね。」と責任転嫁するような発言で締めくくるという、句読点を含めてわずか42文字でここまで逆鱗に触れる事を言えるのはもはや芸術的な職人芸でしょう。出来ればその才能を別の方面に向けてほしかった所です。

特に「アーティストの皆さんとお話ししても誰も望んでないですね。」と言う言葉は絶対に言ってはいけない言葉でした。この情勢下の中アニサマの出演者の殆どが観客の有無・単独かフェス出演かを問わずして配信ライブを開催・参加しているという事実と絶対に矛盾している上、運営の力不足(これ自体はどうしようもない面もある)を出演してくれるアーティストに押し付ける発言は、フェスの総合プロデューサーとして不適格と言われても仕方ありません。当然コスト面では配信は儲かりませんし、無観客で行う配信ライブという形式でのアーティストの精神的・技術的な負担は大きなものです。ですが「会場の規模と比較して少ないとはいえ有観客で行うフェス」の配信を「ソロアーティストの無観客配信ライブ」と比較するのは無理があります。

「誠意が足りない」と言うだけでは感情論の言いがかりに聴こえるかもしれませんが、出来る限りの説明と謝罪があるかないかでは大きな違いです。本心はどうであれ、実際に言葉以上の事をしないにせよ「力不足で本当に申し訳ない、責任は全てプロデューサーにある」とでも言わなかった事は大きな間違いでしょう。

再抽選も配信の有無についても「仕方のない事ではあるが、運営の不手際があまりにも酷すぎる」という結論しか出ません。救済措置として用意されたであろう現地実況企画も、まともな謝罪も説明も用意されないで行われるのならば火に油とガソリンの混合液をぶちまけるようなものです。

 

・斎藤P個人の問題について

アニサマ公式プロデューサーである斎藤光二氏については、以前から批判的意見が大きい人物ではあります。

セットリストを作る際に出演者に対し意図的にノンタイアップ曲を歌って貰うよう要請する、アーティストの努力を自分の手柄のように喧伝する、運営に責任があるミスを演者が乗り越えた感動的演出のように吹聴する・・・etcetc、リスアニやアニマックス等他フェスのプロデューサーが発信する場所を持たない事を差し引いても問題点の多い人物である点は否定できません。しかしながら他のフェスでは呼べない人気アーティストやJ-POP・J-ROCK界の大物のブッキング成功、2014年や2017年といったトップレベルの評価を得ている年のアニサマを作り上げた実績、権利関係では上である十数のレコード会社やアニメ版権会社を相手とした交渉・・・等の難問を乗り越えていき、アニサマを世界最大のアニソンフェスにした実績は否定できないものです*5最大の功績はソニー系列アーティストの映像収録許可が下り正式出演となる事を達成した事でしょう。レーベルの壁で映像収録許可が下りず、最後の全員集合の仲間に加われたことによってアニサマ出演アーティストは完全にONENESSになれたとも言えます*63日間の日程拡大はアニサマ出演のハードルを低くし権威を失わせた、という批判もありますがより多くのアニソンアーティストの出演への道を切り開いたのは間違いではありません。アニサマのトリが多様化し、多くの実力あるアーティストが輝く機会が増えたのも3日間の規模拡大があってこそのものです。

そもそも批判的な側から上がる「無能」の声が本物ならば世界最大のアニソンフェスのプロデューサーを9年続ける事などできず、ドワンゴ上層部にクビを飛ばされている事でしょう(これについては代わりの人材がいない、という要素もありますが)。問題も多いが功績もまた多い、ただし口の軽さはどうにかしてほしい・・・これが自分の斎藤Pに対する印象でした、2019年暮れあたりまでは。

動きが悪い方に代わったのは2020年2月後半以降です。パンデミックによるイベント開催が不可能となった世の中で、真っ先にダメージを受けたのはイベント業界でした。政府も決して無為無策なわけではなかったのですが、あまりにも大きなダメージ、イベントそのものが不可能となった事に対するいら立ちの矛先は、イベント業界の中に映画製作者・俳優・ミュージシャンと言った元々反権力的思想の持ち主が構成員に含まれることもあり政府に向けられます。そんなイベント業界の八つ当たりは政府だけでなく政府や東京都といった公権力が主導しているオリンピックに向けられました。詳細はここでは触れませんが、反五輪運動の動きはここ1年を思い出してくれれば十分でしょう。斎藤Pもそういった主張をしていた中の一人でした。2021年に入ってからその主張は先鋭化し、Twitterでの反政府的主張・RTは知らない人が見ればアニメ好きな反政府運動家のものと見間違えるほどでした。

こういった主張は政府の「無策」に憤る人には同意を持って迎えられる一方、アニサマと言う政治とは基本的に無縁なエンターティメントの舞台の責任者が偏った意見を発する事に批判的な人々もいました。また「オリンピックですら中止になったら演劇やライブといったエンタメの場が復活するのはさらに遠のくのでは」と危惧する人達もいました。ただしこういった考えは少なくともエンタメ業界では少数派であり、斎藤Pのような反政府・反五輪の政治的主張をする人間が多数派といって間違いない状況でした。

しかしアニサマに限ってはこの主張はだんだんと逆に批判されて行きます。物販でクレベリンを売る事が明らかになった時には「政府の感染対策を批判しながらお前の対策はそれかよ!」と言われ、再抽選と配信の予定が無い事が明らかになれば「自分はオリンピック運営委員会を批判しておきながら自分のイベントはこの為体かよ!」と言われる、何も言っても自分に跳ね返ってくるブーメラン状態が続きます。この感染対策を理由にオリンピック中止を叫びながら自分たちのイベントは開催されて当然、という態度をとるエンタメ業界の態度は、ブーメランであると外部から1年以上批判され続けていますが、未だに続いています。

先週開催されたフジロックが全国に緊急事態宣言が広がる中開催され、人数制限があったとはいえ首都圏を中心に3万5千人の人出を集めた事により大きな批判を浴びている事は有名ですが、ネットでの批判意見はこの情勢で首都圏からの大規模参加が確実視されているフェスの開催の是非だけでなく、運営や参加アーティストが感染対策を名目に反五輪・反政府的主張をし、自分達は大半のオリンピック会場が無観客となる一方で堂々と観客を集めさらにライブ内でも反政府主張をするというダブルスタンダードを恥じかしげもなく披露した点も多くありました。

アニサマについてはこういった主張をするのは斎藤P一人であり、出演アーティストは基本的に政治的主張を行わない((少なくともオリンピックには反対せず、楽しんでいる人も多くいた))ためそこまでのダメージではありませんが、こういった政治的主張が自分にどういう風に跳ね返ってくるかもわからない人間がプロデューサーとなっている事は、今やリスクですらあります。今や斎藤Pはリハーサル報告でいいステージが出来ます、と言っただけでも「行けない人間の方が多いのに、良いご身分だな」とリプが付くレベルで恨みを買っているほどです。

つまりP本人の人間性政治的主張アニサマ2021における対応の不味さ(結果そのものはどうしようもないものではあっても、チケットを1年間持ち続けていた客への対応としては最悪レベルのものであった)が化学反応を起こし、アニサマそのものへの怒りへと変化してしまっているのです。

これまで斎藤Pが強気な態度を取れた理由に、どうせみんな批判していてもまた来年も来るんだろう、BDも買って最速抽選に申し込むんだろうというものがあったことは推測できます。毎年アニサマBDは一定の売り上げを維持しSSAは毎年ほぼ満員でした。しかし今年、不可抗力があったにせよせっかく買ったBDで申し込んだ最速先行は多くが無駄となってしまい、それに対する謝罪の言葉一つ無く政府とオリンピックの悪口を繰り返す最高責任者がいるイベントに観客は何を思うのか、想像に難くありません。

・・・もしかして今話題の〇〇カンでも呼ぶんでしょうか?アニタイ結構あるんでリライトしてくれればまあ盛り上がるんでしょうが。

 

・感染対策について

現在東京の感染状況はなんとかピークを越え少しずつ1日の感染者数は減少していますが、依然危うい状況は変わらず地方においても緊急事態宣言は拡大しています。無論東京都と同時に緊急事態宣言が発令した埼玉県においても例外ではありません。

こういった事態においてもイベントを開催する事に対する批判の声は多くあります。前出のフジロックが大きな批判と感染拡大の不安を抱えている事は言うまでもありません。このブログがアップされるのはフジロック初日から6日後なのでまだ感染拡大はあっても表面化はしていませんが、結果はこれから出るでしょう。

ではアニサマの開催による感染拡大の可能性はあるかというと、やはり一定のリスクはあります。今や普通に生活するだけでも感染のリスクがある状況で、多くの人が集まるイベントに行くというだけでも感染リスクが高まるのは確実でしょう。会場そのものだけではなく、会場までの移動やどうしてもしなければいけない飲食も必要です。さらにさいたまスーパーアリーナ周辺にはけやきひろばやコクーンシティ等飲食店・商業施設も多くあります。こういった施設は平時ならば大変助かり自分も毎年利用させてもらっているのですが、こういった状況下ではアニサマの観客以外の利用者も多く集まるためさらにリスクは高まります。

会場内ではどうでしょうか。屋内の空間と言う事で屋外よりも感染リスクは高いです。一方で普段2万8千が集まるSSAスタジアムモードでありながら実際の観客は緊急事態宣言時のイベント開催ガイドラインに従い5千人に抑えられています。広い会場にわずか5千人しかいないという事は、それだけ密が避けられて適切な距離を取った席の配置を作る事が出来るという事です。オルスタ会場で見られた密になる危険性も、アニサマのような指定席が決められているイベントでは厄介がいない限り低くなります。またこの1年以上行われたライブでは、密を避けて適切な距離を取り不織布マスクを装着して声を出さなければ十分に感染が防止できることが実証されています。

つまりアニサマではしっかりと感染防止のルールを守れば大丈夫・・・と言いたい所ですが現在流行しているδ株はたとえ不織布マスクをして一定の距離をとっていても感染する危険性もあります。

やはり危険じゃないか、中止しろという声も聴こえてきますが一つ確認しておかなければいけない事があります。アニサマが開催されている日に開催されるイベントは他にもあるという事です。

イベント・アーティスト名

開催日時

会場

推定観客数

@JAM EXPO 2020-2021

8月27日~29日

横浜アリーナ

5000

ウマ娘 プリティーダービー

8月28日~29日

東京ガーデンシアター

4000

あんさんぶるスターズ!

8月28日~29日

ぴあアリーナMM

5000

@JAMはアイドルフェスなのでアニソンフェスの括りから外れますが大規模ライブという事で入れました。横浜アリーナとぴあアリーナはガイドライン通りだと5000人、ガーデンシアターは4000人まで入れられます。

つまり5000人前後の動員があるイベントがアニサマと同日に3つもあるのです。この状況でアニサマだけ中止しても、極端に影響があるわけではありません。さらに緊急事態宣言が発令された7月12日以降、首都圏では毎週この規模のイベントが開催されていました。

 

田村ゆかり

7月11日~12日

東京ガーデンシアター

4000

あんさんぶるスターズ!

7月17日~18日

ぴあアリーナMM

5000

鈴木愛奈(2回公演)

7月23日

東京ガーデンシアター

4000

LiSA

7月31日~8月1日

ぴあアリーナMM

5000

ヒプノシスマイク

8月7日~8日

ぴあアリーナMM

5000

うたの☆プリンスさまっ♪(キャラクターによる映像ライブ)

8月20日

東京ガーデンシアター

4000

ヒプノシスマイク(舞台版)

8月24日~25日

ぴあアリーナMM

5000

オリンピック期間と言う事もあり首都圏の会場の多くは使用できない分、東京ガーデンシアターとぴあアリーナに集中していますが、ほぼ毎週稼働しています。これはアニメ関係だけであり、一般アーティストによるライブも開催されています。

勿論感染対策と言う意味ではすべて中止にした方がリスク低下につながるのですが、この状況でアニサマのみを中止する事が感染対策に効果的とはあまり思えません。

人流と言う面でもフジロックと比較した場合、首都圏から新潟まで数万の人間が移動するフジロックと参加者は首都圏内が主で1日5千人の移動となるアニサマでは単純に比較はできません。地方への感染拡大があるとしたらアニサマに地方から参加した人間が感染しそのまま持ち帰る、という場合ですが首都圏の感染状況を見てチケットは当たったけれど参加を見送ってチケットをリセールに流す、という人も見られ、特に地方からの参加者に多く見られます。

現在イベント開催については首都圏の方が地方より容易であるという、年始とは逆の現象が起きています。地方で開催するイベントは首都圏からの参加者がコロナを持ち込むことを恐れ中止するケースが増えている一方、首都圏では既に感染者数が増えているため持ち込まれても影響が少ないという笑えないパラドックスです。

ここまで見るとアニサマでコロナに感染する可能性は低くはないとはいえ、極端に危険であるとは言えないのではないか、またアニサマ「だけ」を中止にしても首都圏の感染状況が良くなるとは言えないのではないか、と言えます。ただし運営の感染対策、という意味ではまた別の問題があります例のクレベリンは別として出演者のコロナ感染に対する対応です。

8月17日から18日に、アニサマの1週間前に開催される予定だった「THE IDOLM@STER SideM 6thLIVE」の北海道公演の出演予定者が次々とコロナ陽性となった事が発表され公演も延期と発表されました。その中にはアニサマ3日目に「SHOW BY ROCK!!」のメンバーの一人であった声優の小松昌平もおり、所属事務所からアニサマ出演見合わせの発表がありました。さらに先日、8月25日にWANDSのボーカルである上原大史がコロナ陽性となりWANDSも出演中止となりました。出演アーティストのコロナ感染による出演中止と言う、恐れていた自体が起こってしまったわけですが、これに対するアニサマ公式Twitterの反応はそれぞれの公式TwitterをRTするだけ、公式HPに至っては出演中止の発表をせず出演者欄の小松の名前はそのまま、WANDSはプロフィール写真に「※出演中止となりました」と貼り付けただけ・・・

いくら何でも不誠実すぎやしないですか?1年延期してなんとか開催出来たアニサマに出演してくれるはずだったアーティストが直前で自分の落ち度では無いにも関わらず出演出来ないという事態に対して、公式媒体では何のお知らせもしないというのはあんまりではないでしょうか。フジロックですらここはしっかりしていました。アーティスト本人に失礼なのはもちろん、ファンにとっても不誠実であるだけでなく出演を楽しみにして気をつけて行った現地で出演中止を知る・・・という事になりかねません。

・・・とここまで書いていたらリアルタイムで公式HPTwitterWANDS「のみ」出演中止の発表が正式にありました。WANDS公式側の発表から丸一日経過しています。どこぞやの天狗でなくとも「判断が遅い!(パーン)」とビンタするレベルです。というか天狗なのは運営の方です。まあこれは発表しても「今更遅いんだよ」と言われ発表しなくても「何で発表しないんだ」と叩かれる地獄パターンですがまあ完全に自業自得なので道場に値しません。なお現在も小松昌平についての発表はまだです。こちらは1週間以上経過しています。多分終演後も発表されないでしょう。はぁ・・・

 

4:まとめ

何か今までのブログで最もネガティブな内容になってしまいました。本当は予想と疑問点をちょっと書くぐらいで終わらせるつもりだったのに・・・自分の中でも運営に対する不信感が溜まっていたのかもしれません。

長く不満をタラタラと書き連ねておいて何ですが、少なくとも自分は今年のアニサマ開催には賛成です。感染への不安や運営に対する不信感はありますし、現地参戦を早々に諦めた自分に開催してほしいという資格は無いかもしれません、

2年間耐えてきたアーティストの想いを考えればアニサマ中止など軽々しく言えません。アーティストの想いを踏みにじって何がアニソンオタクか、芥子粒にも劣るこの身にも矜持と言うものがあります。

一方でここまでの運営の体たらくを見るとやはりこのままのアニサマではいけない、という思いもあります。多くのアニソンアーティストの憧れと夢の舞台、アニメファン・アニソンファンの祭典でありアニメソング文化においても無くてもならない存在だからこそ、この2年のアニサマの問題点は徹底的に洗い出し、運営とその上の人間、各レコード会社や協賛企業も含めてしっかりと改善してほしいです。

しかしそれもこれも無事今年のアニサマを終えてからの話です。明日からの3日間のアニサマを1人の脱落者を出す事無く無事終え、2週間後まで陽性者を一人も出さない事が一番の目標です。そのためにも出演アーティスト、スタッフ、関係者の皆様、参加者の皆様は最大限の感染対策をした上で出演・参加をお願いします。

無事に2週間後を迎えるまでがアニサマ2021です!

 

最後になりますが、改めて出演アーティスト、スタッフ、関係者の皆様、アニサマに参加される皆様が健康であり、2年ぶりのアニサマを全力で楽しまれる事を祈ります。私が運営に払った2019年日曜の円盤代8800円(税抜き)が出来る限り有効に使われますように。

そして、アニサマ2022が問題点を改めて上で無事開催出来、出来るだけ行きたい人が逝けるような、出来ればコールも出来るような世の中になりますように。

 

今回も読んでいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

・・・あーアニサマ行きたかったなー!!!!!

*1:アルスラーン戦記」やガンダムシリーズ

*2:森口博子はカバーアルバム&キンスパ2015で、TRUEはランティス祭り2014で

*3:当時はジェネオン・ユンバーサル

*4:リスアニLiveの放送を行っているのはMUSIC ON! TVであり、リスアニの発行元であるエムオン・エンタテイメントが運営している

*5:当然ながら斎藤Pが本格的に担当する事となった2013年以前のプロデューサー、多くのアニサマ関係スタッフの力があってのものである事は言うまでもありません

*6:当然ながらそれ以前は仲間外れのアニサマだった、というわけではありません