一見野郎のこれは個人の感想です

こちらは私、一見野郎が周りに気を適当に使いつつアニメ・アニソン・読書等の雑談をするブログです。

アニサマ2017一挙放送について語ってみた

1年前は9日に幕張でリスアニに、15日には大阪でデレマスのライブに参加していました。この前後はまだイベントに参加していたのですが同時に世間が物騒になってきた時期でもあり、それからどうなったかは皆さんもご存じの通り、マッポーめいた世の中です。

今やイベンターは感染に怯えながら席数が減らされ声も出せないイベントに行くか、自宅で配信を楽しむかの道ぐらいしか残っていません。自分も本来ならば明日開催されるfripSideの横アリライブに行けるはずでしたが、本公演があんなことになった結果そもそも行けない日になりました。

(*>△<)<クショがーーーーーー!!!

 

 

さてそんな中各所が配信ライブに加え過去のライブを公開してくれますが、アニサマ運営は去年8月の2018年公演&出演者副音声付き配信に続き、第二弾としてこの2月に2017年公演&出演者副音声付き配信を開催してくれます。しかし今回の副音声がゲストとして当時の出演アーティストが登場するのは同じですが、ホスト(司会者)としてアニソン界外からの出演者がいます。3日とも見ていきますと・・・

 

2月13日(土)放送:DAY1

ホスト:ROLAND

ゲスト(前半/後半):Machico/小宮有紗

 

2月20日(土)放送:DAY2

ホスト:佐久間大介Snow Man

ゲスト(前半/後半):東山奈央/戸松遥(ご出産おめでとうございます)

 

2月27日(土)放送:DAY3

ホスト:宮田俊哉Kis-My-Ft2

ゲスト(前半/後半):三森すずこ/雨宮天

 

はい、よくできたなこの人選!

まずDAY1ホストのROLANDから見ていきましょう。ホストのROLANDってそういう意味じゃないです。いやそういう意味でもあっていますが。

ROLAND様がアニメ好きなのは有名な話です。ROLAND様の父親であるギタリストである松尾洋一氏がアニサマバンドのギタリストを担当しているのも有名な話ですが、それ以前に影山ヒロノブや井上俊次、田中宏幸、須藤賢一、岩田ガンタ康彦といった故人である田中を除き今でもアニソン業界で活動しているメンバーと共にバンド「AIRBLANCA」で1年ほど活動していました。その後も影山やJAM Project水木一郎堀江美都子といったベテランアニソンアーティストのバックバンドを担当しており、また以前には田村ゆかりのバックバンド「桃色男爵」のメンバーとしても活動していました。

こういった縁からアニメ関係者とも以前から親しく、個人としても多くのアニメや声優のファンであることも公言しており、2019年にはアニサマ3日目を現地で見ており、この時には出演者である小倉唯にサインを貰い大喜びする等一人のファンとして楽しんでいました。この奥井さんのtwitterの写真で中央上にいるのがROLAND様、右隣にいるのが父親である松尾洋一氏です。

また去年「musicるTV」にゲスト出演した際にはJAM Projectラブライブ!田村ゆかり堀江美都子、every♥ing!等について熱く語る等(特にエリィちゃんについて)、ホストという一面からは考えられないアニメファンの面を見せていました。

今回の副音声収録については本人がYoutubeチャンネルで先行してその様子を一部あげていますので、予習してみるのもいいかもしれません。

 

そして2日目と3日目ですが・・・第一報を聞いた感想が「ジャニーズってニコ生大丈夫だったんだな」です。だってネット通販での本の表紙ですら灰塗りにするジャニーズですよ!?(大偏見)

当のニコニコ代表ですら衝撃を覚えるレベルなのです。まあ音声だけでからハードルが低かった、というのはあるのでしょうが。宮田君については先日の金スマでのLiSA特集もそうですが、既に一般の番組でアニメファンであることを事あるごとに公言しているので改めて説明する必要は無いでしょう。佐久間君もTV番組でアニメグッズがたくさんある部屋を公開した事があり、特にアニメ化もされた漫画「ゆゆ式」のファンであり、原作者の三上小又先生と対談をしジャニーズの公式Youtubeチャンネル企画でもゆゆ式Tシャツを着て出演し好きなアニメはゆゆ式と公言するほどです。ジャニーズとアニサマという接点の無さそうな存在がアニメファンである二人によって結び付けられるとは思いませんでした。 

さてこのアニサマ2017は第一弾の出演者発表から大きな話題となりました。アニサマの代表的アーティストであった水樹奈々キングレコード離脱後&レーベル移籍後初のアニソンフェス出演となる田村ゆかりの復帰出演、GRANRODEOangelaLiSAといった当時のトリクラスのアーティスト、スフィアfripSideアイドルマスターミリオンライブといったアリーナクラスの大人気アーティスト、AqoursアイドルマスターSideMといった待望の初出演アーティスト等々、歴代最強と言われる大人気出演者が揃っていたためです。

個人の好みによりますが、3日間とも前評判に違わずかなりの好評と共に公演を終える事となりました。そのため今回の配信はただ見るだけでも楽しめますが、ホストとゲストアーティストの副音声を聞くのもまた楽しみです。ゲストアーティストからは交友のある出演者や先輩、さらに憧れや伝説と言っても過言ではない出演者について語ってくれます。中ではここでしか聴けない裏話もあり、こういう機会があって初めて明らかになる事もあります。またホスト役のお三方はアニソンアーティストとはまた変わった目線からアニサマというものを見ることが出来ます。一人のアニメファンであると共にそれぞれ別の業界で働く人間であるからこその視点というものはあります。ROLAND様はホストであると共にアニサマバンドメンバーの息子であり、宮田・佐久間両氏は現役バリバリの男性アイドルです。キンプリとかsideMとかBプロとか男性アイドルコンテンツはジャニーズのアイドルからみてどう見えるのか、実に興味深いです。

 

さてこの3名のホストの出演料ですが、下手すると新人アーティストよりもチャリンチャリンがかかっているのではないでしょうか()

一人はNO1ホスト、残り二人はジャニーズのアイドルです。アニソン歌手の地位が以前よりも上がっているとはいえ、アニサマ1日の出演者の平均程度には出演料がかかる事は想像に難くありません。それほどこの企画に運営が力を入れている事でしょう。2021年のアニサマ本編まで2回のアニサマナイトがあるとはいえ、2年間アニサマが無い状態ですから定期的に熱を入れていかなければいけません。

そのギャラ本編に使って人気アニソンアーティストを呼べばいい、という意見もあるかもですが、運営も出演以来はちゃんとしているでしょう。JAM Projectの卒業宣言後も2018年の再出演迄毎年以来をしていたほどの運営です*1身も蓋も無い事を言えば、レーベルにとって十分売れていてソロライブで事が足りているのにわざわざフェスに出す必要が無い、メリットが無いという事でしょう。

これは近年のアニサマにおける一般アーティストの出演が目玉の一つとなっている事ともつながります。以前からFLOWやTMRといったアニソンファンにも人気のある一般アーティストがアニサマに出演する、という事がありましたが近年ではそれがさらに増えています。2016年のデーモン閣下、2017年にシークレット出演し2019年に正式出演した氷川きよし※今回の配信では円盤と同じくしゅつんがカットされています。、2018年のDo As Infinity、2019年、そして2020年に出演予定でありアニサマナイトにまで出演した鈴木雅之・・・

2020年は岡崎体育スキマスイッチ大黒摩季と有名一般アーティストが次々と出演する予定でした。元々アニソンファン界隈で人気がある西川貴教森口博子の出演が薄まるほどです。これはアニサマにアリーナクラスの人気アニソンアーティストの出演が少なくなっているのと反比例しています。つまり人気アニソンアーティストを出さないのならば、その分の曲数と出演料を有名なアニメタイアップを持つ一般アーティストに回す判断をアニサマ運営がしたという事です。別に運営が公式にこう明言したわけではないですが、トリクラス・アリーナクラスのアニソンアーティスト出演が少なくなっているのと一般アーティストの出演が反比例している事と卒業を宣言したJAMに毎年出演以来をしている事を考えれば推測できることです、可能性は高いと思います。

そしてその結果アニソンアーティストの地位が一般アーティストに奪われるという、90年代辺りの再来が起こります、というかアニソンタイアップではもう起こっています。日中だけでなく深夜アニメでも一般アーティストが主題歌を歌っているアニメはたくさんあります。そして90年代と大きく異なっているのは、今の一般アーティストはアニメ業界へ適応する術を身に着けている事です。90年代はアニメの作風に合っていないタイアップのゴリ押しがアニメファンから批判されていましたが、現在は一般アーティストの側からもアニメの作風に合った楽曲がたくさん生み出されています。アニソン歌手へ楽曲提供する事も珍しくなくなっています。

アニソン業界そのものが以前より大きくなったといっても各アーティストがそのまま強くなったわけではありません。LiSAがレコード大賞を取ってもアイマスラブライブがドームを埋めても全てのアニソンアーティストがそこまで売れているわけではありません。売れているのは一握りのソロアーティストと作品ユニットというのも全くもって嘘ではなく、アニサマのトリクラスのアーティストでもCD売り上げが1万枚を切っている事は多くあります。

私個人のお気持ちとしては非常に嫌な展開ですが、アニサマ運営も一般アーティストも卑怯な手を使っているわけではありません。アニソンレーベルが人気アーティストを出さない選択を刷れば、それぞれが利益の為別の選択を取るのは当然の権利です。その結果アニソンアーティストの立場が一般アーティストに奪われアニソン業界が衰退したとしても、極論アニソンレーベルが選んだ結果なのです。

といっても2017年のようなアニサマでしか見られない大人気アニソンアーティストの共演を望んでいる人は今も昔も多いでしょう。私もそうです。アニソンレーベルの偉い皆々様はほんの少しでもフェス出演に積極的になってほしいものです。と言っても消費者たる我々にとっての選択肢はあまり無いので、まずは声を上げる事から始めてみるのがいいかもしれません。

 

それはそれとして、今回の配信は大いに楽しみです。前回は金土日で普通の配信と副音声付の配信が同時だったのが金曜に普通の配信、土曜に副音声付の配信が3週間続くという構成に変更されたのも地味に嬉しいです。翌日は休みだよ!やったねたえちゃん!

という所で今回の記事は唐突におわります。例によって厳しい時期が続きますが、皆様体に気をつけて乗り切りましょう。今回も記事を読んでくださってありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

 

・・・しかし「オダイバ!!超次元音楽祭」のアーカイブ視聴期限が3日間っていうのは流石に厳しくないですか()

アニサマ配信とかアニマックスのアーカイブ視聴で忙しいんですけど?後U-NE〇Tアーカイブ視聴でも1時間おきにブツブツ切れるけど俺環?

 

そして最後に忘れてはいけない、それぞれのニコ生へのリンクを貼っておきます。当日は皆さまそれぞれ楽しんでご視聴ください。

live2.nicovideo.jp

live2.nicovideo.jp

live2.nicovideo.jp

live2.nicovideo.jp

live2.nicovideo.jp

live2.nicovideo.jp

*1:2018年8月28日放送、第116回「三森すずことアニソンパラダイス」での齋藤光二プロデューサーの発言より。